ことわざの「河童に水練」はどのような意味なのでしょうか。
今回は、「河童に水練」の意味について解説します。
「河童に水練」とは?意味
「河童に水練」とは?意味
「河童に水練」とは、「達人に物を教えようとする愚かな振る舞い」を意味する言葉です。
「河童に水練」の概要
「河童に水練」の概要
「河童に水練」の「河童」とは水辺に棲息する泳ぎが得意な妖怪です。
頭にはさらに背中には甲羅を持ち手足には水かきがある河童は水中で生活するとても泳ぎが達者な妖怪であるとされています。
泳ぎが得意な人のことを河童と呼ぶなど達者の泳ぎの象徴とされている妖怪であり、水泳の技術は人間の及ぶところではありません。
そのように泳ぎの得意な河童に対し水泳を教えようとするのは相手の実力をきちんと理解していない愚かな振る舞いです。
相手よりも実力的に劣っているのにそのことを理解せず教えようというのは愚かであると同時に滑稽であり馬鹿にされても文句は言えません。
ある分野に精通した達人に対し実力的に踊るものが教えようとすることを河童と水泳に例えたことわざが「河童に水練」です。
一般的には「相手の実力を知らない愚か者」や「何の意味もない無駄な振る舞い」という意味で使います。
「河童に水練」の言葉の使い方や使われ方
「河童に水練」の言葉の使い方や使われ方
『専門官へのアドバイスは河童に水練だ』
まとめ
まとめ
「河童に水練」は相手の実力を弁えていない愚かさと教える行為の無意味さという二つの意味を含むことわざです。
耳にした時に戸惑わないように正しい意味を知っておきましょう。