「与する」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「与する」はどんな意味の言葉なのでしょうか。

今回は、「与する」の意味について解説します。

「与する」とは?意味

「与する」とは、「くみする」と読み「賛同し仲間として力を貸すこと」を意味する言葉です。

「与する」の概要

志を同じくする者と一緒に行動し力を貸すことを意味する言葉で、一般的には前向きな意思で積極的に関わりを持つことという意味で使われます。

本来は同士や一員など深い関わりを持つ仲間の関係になることを指しますが、現在では関わりの深さによらず何らかの形で関与していれば「与する」という表現が用いられます。

「与する」の言葉の使い方や使われ方

『反対派に与する者は容赦しない』
『大臣の考えに与する者は多い』

「与する」の類語や言いかえ

・肩入れする
「考えに共鳴して力を貸し支援すること」を意味する言葉です。

「与する」よりも積極的に助けている様子を表します。

・加担する
「一員として加わり力を奮う」という意味で使われる言葉です。

関わりの程度はかなり深く、物事の成否を左右する程の影響力を発揮しているときに用います。

「与する」が外部から協力するニュアンスなのに対し、こちらは内部に深く入り込んでいるさまを表します。

まとめ

「与する」は仲間になることを指す言葉ですが日常で使われる機会は少ない文語的な表現です。

難しい意味ではありませんが知らないと理解できないのでこの機会に覚えておきましょう。