「五月の鯉の吹き流し」はどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。
今回は、「五月の鯉の吹き流し」の意味について解説します。
「五月の鯉の吹き流し」とは?意味
「五月の鯉の吹き流し」とは?意味
「五月の鯉の吹き流し」とは、「口は悪いが悪意はないこと」を意味する言葉です。
「五月の鯉の吹き流し」の概要
「五月の鯉の吹き流し」の概要
口が悪く言うことは大きいが悪意はなくカラッとした江戸っ子の気質を表す言葉です。
元々は「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し大口ばかりではらわたはなし」という川柳の一節で「江戸っ子は口が悪く言うことが大きいので荒っぽく感じられるが、鯉のぼりが大きな口を開けていても風に吹き流されるだけで体の中は空っぽなのと同じように裏の意味や悪意はない」という意味合いです。
本来は江戸っ子の特徴を指す言葉ですが、現在では「腹に含むところがないこと」という正直さや素直さを表す意味合いで用いられています。
「五月の鯉の吹き流し」の言葉の使い方や使われ方
「五月の鯉の吹き流し」の言葉の使い方や使われ方
『五月の鯉の吹き流しなので悪気はない』
『何を言われようと五月の鯉の吹き流して聞き流してしまって構わない』
まとめ
まとめ
「五月の鯉の吹き流し」は口は悪いが裏表はなく情に厚い江戸っ子の気質を鯉のぼりに例えた表現です。
粋な言い回しなので意味を憶えて使いこなすと一目置かれます。