「匙を投げる」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「匙を投げる」とはどんな意味の言葉なのでしょうか。

今回は、「匙を投げる」の意味について解説します。

「匙を投げる」とは?意味

「匙を投げる」とは、「諦めて見切りを付けを投げ出すこと」を意味する言葉です。

「匙を投げる」の概要

「匙を投げる」の「匙」とは医者が薬を作るときに計量のために用いる「薬匙」のことです。

医者が治療を諦め薬匙を投げ出して薬を作ることをやめてしまう様子から「物事を諦めて放り出すこと」という意味で使われます。

一般的にはあれこれと手を尽くた末に諦める様子に対して用いられることが多く、精も根も尽き果てて見切りを付けるさまを指す言葉です。

「匙を投げる」の言葉の使い方や使われ方

『これ以上どうしようもないと匙を投げる』
『まだ他の方法もあるのに匙を投げるのはまだ早い』

「匙を投げる」の類語や言いかえ

・お手上げ 「完全に負けを認めてそれ以上何もしないこと」を意味する言葉です。

両手を上げて克服する様子に由来する言葉で、物事に対しこれ以上できることはないと完全に負けを受け入れて手を引くさまを指します。

まとめ

「匙を投げる」は諦めの気持ちが含まれた表現です。

日常会話でも比較的よく使われる言葉なので正しい意味を覚えておきましょう。