この記事では、「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」とは?意味
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」とは?意味
「螻蛄」は「けら」と読みます。
これは昆虫の一種です。
また、「鶫」は「つぐみ」と読みます。
これは鳥の一種です。
そして、「鶫」は「螻蛄」を餌にするという関係です。
そのため、「螻蛄」が怒るようなことは、敵である「鶫」にとっては喜ばしいことだと表現しているのです。
このことから、「両者の利害は相反すること」を「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」と表現できるのです。
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」の言葉の使い方や使われ方
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」の言葉の使い方や使われ方
たとえば、あなたの会社の商品に問題が検出され、売上が激減したとします。
その間に、ライバル企業の商品は逆に大幅に売り上げを伸ばしたのでした。
このような場合に、「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ状況です」と述べるとよいでしょう。
これにより、自社の不利益はライバル会社の利益になっている状況を、的確に表現できるのです。
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」の例文
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」の例文
「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」を使った例文を挙げます。
・『螻蛄腹立つれば鶫喜ぶのが世の常です』
・『螻蛄腹立つれば鶫喜ぶとは、まさにこのことです』
・『当社と貴社は、螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ関係だと言えます』
まとめ
まとめ
このように「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」は、「両者の利害は相反すること」を意味する言葉です。
様々な場面で使用できる言葉なので、上手に活用するとよいでしょう。