「世知辛い」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「世知辛い」はどんな様子を指している言葉なのでしょうか。

今回は、「世知辛い」の意味について解説します。

「世知辛い」とは?意味

「世知辛い」とは、「世間が冷たく厳しいせいで暮らしていくのが楽ではない」という意味の言葉です。

「世知辛い」の概要

世間の冷たさや生きていくことの辛さを嘆くときに用いられる言葉で、一般的には世の中に対する不平不満を抱きつつも世間の厳しさを消極的に認めているときに使われます。

世間の常識や制度のせいで思うように行動できないことに対する不満を含みますが積極的にそのような状況を変えようというつもりはなく、辛さを嘆きながらも渋々受け入れている微妙な心情を示す表現です。

不満を抱いているものの世間とは厳しく冷たいものであるという事実はきちんと受けとめており、ままにならない世の中に対する軽い不満と世間がきちんとしていることへの感心が複雑に絡み合った心情です。

「世知辛い」の言葉の使い方や使われ方

『稼ぎの半分も税金で取られるとは何とも世知辛い世の中だ』
『大人になるにつれてどんどん設置辛くなっていくのは当然だ』

まとめ

「世知辛い」は世間に対する不平不満を表していますが心の底から憤っているわけではなく、生きにくい世の中となんとか折り合いをつけて生きている人だけが使う言葉です。

裏に隠された微妙な心情を正しく理解して使いましょう。