「煎じ詰める」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「煎じ詰める」は何を意味する言葉なのでしょうか。

今回は、「煎じ詰める」の意味について解説します。

「煎じ詰める」とは?意味

「煎じ詰める」とは、「味や成分が完全に出切るまで煮出すこと」を意味する言葉です。

「煎じ詰める」の概要

茶葉や薬草などを湯で煮出し味や香り、薬効などの成分をお湯に溶け出させる行為を「煎じる」といいます。

主に薬の成分を溶かして服用する薬湯を作る作業を表す際に用いられる言葉で、ものによって異なりますがかなりの長時間しっかりと煮込むこともあります。

煎じるやり方の中でもこれ以上無いというほどしっかり味や成分を抽出するため最後まで煮詰める煎じ方が「煎じ詰める」です。

「煎じ詰める」は「煎じて煮詰める」ことを指し、茶葉や薬草に含まれる成分を徹底的に煮詰めてお湯に溶かし出すさまを表します。

これ以上ないほどにまで煎じて抽出する様子から転じて「行き着くところまで考えを進める」という意味合いでも使われています。

「煎じ詰める」の言葉の使い方や使われ方

『よく効く薬を作るために薬草を煎じ詰める』
『良い企画にするために素案を会議で煎じ詰める』

まとめ

「煎じ詰める」はお茶薬草などを徹底的に洗浄するという意味合いの他にも考えを詰めるという意味の慣用句としても使われています。

あまり耳にする表現ではありませんがこの機会に覚えておきましょう。