「魚を得て筌を忘る」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「魚を得て筌を忘る」ということわざにはどんな意味があるのでしょうか。

今回は、「魚を得て筌を忘る」の意味について解説します。

「魚を得て筌を忘る」とは?意味

「魚を得て筌を忘る」とは?意味

「魚を得て筌を忘る」とは、「目的を達成したために手段の大切さを忘れてしまうこと」を意味することわざです。

「魚を得て筌を忘る」の概要

「魚を得て筌を忘る」の概要

「魚を得て筌を忘る」「筌」とは魚を獲る時に使う漁具のことで「うえ」と読みます。

魚取りに使う漁具は魚を手に入れる前はとても大事にされますが、漁に成功し魚を得てしまうと途端に忘れ去られてしまいます。

魚という成果を得ると手段として使われていた漁具に対する意識が薄れてしまうことになぞらえ「目的を達成すると役に立ったものの功績やありがたみが忘れられてしまうこと」を指すことわざが「魚を得て筌を忘る」です。

中国の古典「荘子」に同情するたとえ話に由来しますが本来は「世界の本質を理解した後は余計なことを忘れた方がいい」という手段を忘れることを推奨する意味で使われており、現在使われているものとは真逆の意味合いです。

「魚を得て筌を忘る」の言葉の使い方や使われ方

「魚を得て筌を忘る」の言葉の使い方や使われ方

『魚を得て筌を忘ることにならないよう頑張ってくれた部下に対する感謝を忘れない』

まとめ

まとめ

「魚を得て筌を忘る」は恩を忘れてしまうことに対する警句です。

これから言葉を言うように見ると知的さが際立つので正し意味を覚えて使いこなしましょう。

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