「鰯で精進落ち」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「鰯で精進落ち」ということわざにはどのような意味があるのでしょうか。

今回は、「鰯で精進落ち」の意味について解説します。

「鰯で精進落ち」とは?意味

「鰯で精進落ち」とは?意味

「鰯で精進落ち」とは、「努力がつまらないことで無駄になること」または「努力の報いが十分ではないこと」を意味することわざです。

「鰯で精進落ち」の概要

「鰯で精進落ち」の概要

身を清めるために肉や魚、酒や香草などを我慢する行為を「精進潔斎」といいます。

菜食のみで過ごすことで体から穢れをはらい身を清めるための行為ですが、食べ物を極端に制限されることから実行するには大変な苦労が伴います。

努力して精進潔斎を終えた宴の席では苦労に見合うだけの祝いの食事を食べるのが一般的です。

普通なら鯛のような高級魚で苦労をいたわるめでたい席なのに鰯のようないつでも口にできる安い魚を食べてしまうのは努力と祝福の程度が見合いません。

このように「努力とその結果が釣り合わないこと」を表すことわざが「鰯で精進落ち」です。

「鰯で精進落ち」の言葉の使い方や使われ方

「鰯で精進落ち」の言葉の使い方や使われ方

『あんなに頑張ったのに報酬がこれぽっちでは鰯で精進落ちだ』

まとめ

まとめ

漁獲量が減少してしまった現在では鰯も価格が上がってしまい「鰯で精進落ち」がピンとこないかもしれません。

ことわざができた当時のことをよく理解して正しい意味を覚えておきましょう。

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