「その節はありがとうございました」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では、「その節はありがとうございました」の意味を分かりやすく説明していきます。

「その節はありがとうございました」とは?意味

「その節はありがとうございました」は、「相手から過去に受けた親切や配慮に関してお礼を述べる丁寧な表現」という意味です。

相手から過去に世話になり、後に会った時にお礼を言う際に、具体的にいつ何をしてもらったかなどを述べるとしつこく聞こえます。

その様な時に、「その節」とひとことでまとめればスッキリして、相手も周囲に気兼ねせずに済みます。

「その節はありがとうございました」の成り立ちや使われるシーン

「その節はありがとうございました」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。

「その節はありがとうございました」の成り立ち

「その節はありがとうございました」は「その節+は+ありがとうございました」で成り立っています。

「その節」は「その時」、細かく言えば「過去のある時点の出来事で、話し手と聞き手が共に関わっている事柄」という意味、「は」は助詞、「ありがとうございました」は「ありがたい」の丁寧語でお礼の意味です。

ビジネスでの挨拶として定番のフレーズで、特に大きなお世話になっていなくても、仕事で関りがあった相手によく使われる表現です。

「その節はありがとうございました」が使われるシーン

「その節はありがとうございました」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は「過去に相手と仕事で関りがあった時」で、共同作業や手助けをしてもらった時などです。

2つ目は「過去に相手が顧客として取引があった時」で、相手が自社の商品やサービスを利用したことがある時です。

3つ目は「人事や就職などで便宜を図ってもらった時」で、社内人事で自分のことを推薦してくれたり、就職先の企業に口をきいてくれたりなどお世話になった時です。

「その節はありがとうございました」の言葉の使い方や使われ方

「その節はありがとうございました」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『その節はありがとうございました、また機会があれば是非よろしくお願いいたします』

過去に相手と協力して仕事をする機会があり、次に会った時の挨拶として使われます。

『その節はありがとうございました、またのご利用をお待ちしております』

過去に取引のあった顧客と再会した時の挨拶として使われます。

「その節はありがとうございました」の類語や言いかえ

「その節はありがとうございました」の類語や言いかえは以下の通りです。

「先般は大変お世話になりました」

「先般」は「近い過去の出来事」という意味で、「数日~1ヶ月前くらいの出来事」または「1つ前の出来事」を表すので、普段滅多に会わない人に使えます。

まとめ

今回は「その節はありがとうございました」について紹介しました。

「その節はありがとうございました」は「過去に逢ったことに対して形式的にお礼を述べる表現」と覚えておきましょう。