この記事では、「甲羅を経る」の意味を分かりやすく説明していきます。
「甲羅を経る」とは?意味
「甲羅を経る」とは?意味
「甲羅を経る(こうらをへる)」とは、年功や長い経験を積むことを意味しています。
「甲羅を経る」の概要
「甲羅を経る」の概要
「甲羅を経る」の「甲羅」とは、亀(かめ)や蟹(かに)などの背中のかたい甲のことを言います。
また、人の背中を表すこともあります。
「甲羅を経る」と似た意味を持つ言葉としては、「劫﨟 (こうろう) を経る」、「世間ずれをする」、「老練になる」などの意味があります。
「甲羅を経る」の言葉の使い方や使われ方
「甲羅を経る」の言葉の使い方や使われ方
・『あの人も甲羅を経るとともに落ち着きが増してきたようです』
・『長年の修行の末、甲羅を経て、私もようやく一人前と言われる職人になれたかもしれません』
・『彼は甲羅を経たことで、世間ずれしてしまったようだ』
・『長年、甲羅を経てきても、まだなお修業は続く』
まとめ
まとめ
亀は長生きする動物として知られていますが、甲羅に年齢があらわれています。
「甲羅(こうら)」の「甲(こう)」と、「功(こう)」や「劫(こう)」が同じ読みであることから、「年功」や「劫﨟」などの意味合いとして使われるようになったようです。
このように、同じ読みの他の言葉をあて、表現されていることわざがあるのは、興味深いところです。