この記事では、「身に余るおもてなし」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈していきます。
「身に余るおもてなし」とは?意味
「身に余るおもてなし」とは?意味
「身に余るおもてなし」とは、「身に余る」と「おもてなし」の二語に分ける事ができます。
まず「身に余る」とは、自分が想像していたものよりはるかに上回る処遇である時に使用される言葉で、「自分にはもったいない」という意味を持つ謙遜語です。
また、与えられた仕事が自分の能力を上回るような重さだった場合にも「身に余る」と使われます。
二つの意味は正反対のような意味を持ち合わせていますが、どちらにせよ自分の能力以上の処遇がなされた場合に使われる言葉です。
続いて「おもてなし」とは、心のこもった待遇や接客、サービスを意味する「もてなし」に、より丁寧な表現である「お」をつけた言葉です。
東京オリンピック招致の場で使用され、2013年度の新語流行語大賞に選ばれたのも記憶に新しいと思います。
この二つの意味を持つ言葉が同時に使われている「身に余るおもてなし」の意味は、自分の能力に対する処遇としてはあまりにもったいない待遇という意味を持っています。
仕事などで結果を出した時に、その報酬として結果以上の物を与えられたり、待遇を受けたりした場合や、自分の立場以上のもてなしを受けた場合などに、感謝の気持ちを込め、自分を謙遜する事で相手に好印象を与える事ができる言葉です。
「身に余るおもてなし」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「身に余るおもてなし」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「身に余るおもてなし」という表現は、自分の立場や能力を超えたサービスやもてなしについて、相手に感謝の意を伝える際に使われます。
いち早く使う事で感謝の気持ちを最大限に伝える事ができますので、ビジネスメールなどでは冒頭に記述するのがよいでしょう。
当然ポジティブな意味を持っている言葉ですので、どのような場面でも使用する事ができますが、何度も使用してしまうと感謝の気持ちが薄れてしまう場合があるので注意が必要です。
「身に余るおもてなし」を使った例文
「身に余るおもてなし」を使った例文
・『本日は身に余るおもてなしをいただき、感謝致します』
・『先日行われたパーティーでは身に余るおもてなしを受けて、とても感動しました』
・『妻のご両親から見に余るおもてなしを受け、お二人には感謝しかありません』
まとめ
まとめ
「身に余るおもてなし」とは、自分の能力や立場を超え、自分が想像していたよりもはるかに上回るもてなしを受けた場合に、自分を謙遜して感謝の気持ちを伝える際に使われる言葉です。
ビジネスメールなどの冒頭で使う事で、いち早く相手に対して感謝の気持ちを伝える事ができ、相手に好印象を与える事ができる言葉です。
使用する場面を見極め、適切に使う事ができるようにしておきましょう。