「虎を野に放つ」はどのような意味で使われることわざなのでしょうか。
今回は、「虎を野に放つ」の意味について解説します。
「虎を野に放つ」とは?意味
「虎を野に放つ」とは?意味
「虎を野に放つ」とは、「脅威となるものを制御が効かない自由な状態にしてしまうこと」を意味することわざです。
「虎を野に放つ」の概要
「虎を野に放つ」の概要
人を襲う猛獣である虎は大変危険な生き物であり安全に管理するためには首に縄をつけたり檻に閉じ込めたりなど自由を制限しておく必要があります。
そのような危険な虎が野山に放たれれば大変危険な状態になってしまう様子になぞらえて「後に災厄をまねきかねない脅威となるものを自由にすること」を「虎を野に放つ」と表現します。
大変危険なものなのにその力を自由に奮える状態にしてしまうさまを表し、一般的にはいつ何時災いが訪れるか分からない大変危険な状況の例えとしてつかわれることわざです。
「虎を野に放つ」の言葉の使い方や使われ方
「虎を野に放つ」の言葉の使い方や使われ方
『凶悪犯罪に恩赦を与えて釈放するなど虎を野に放つようなものだ』
『テロリストをノーチェックで入国させるのは虎を野に放つのと同じである』
まとめ
まとめ
「虎を野に放つ」は身近に迫る危険が制御も対処もされていない様子を表します。
使う機会の少ないことわざですが正しい意味を覚えておきましょう。