「蛙の目借り時」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「蛙の目借り時」とはいつのことなのでしょうか。

今回は、「蛙の目借り時」の意味について解説します。

「蛙の目借り時」とは?意味

「蛙の目借り時」とは、「暖かくなってきた春先」のことです。

「蛙の目借り時」の概要

寒さの厳しい冬が終わりだんだんと暖かくなってくる春はついウトウトと眠気に誘われがちな季節でもあります。

うららかな春の日差しにうたた寝してしまうことがよくあるように春は心地よい眠りに最適な季節です。

人にとっては眠気を誘われる穏やかな季節ですが冬眠から覚めたばかりのカエルにとっては繁殖期を迎える大事な季節です。

産卵のためのパートナーを求めてゲコゲコと鳴き声が活発になる時期ですが、生き物のオスがパートナーとなるメスを求めて活動「妻狩る」と書いて「めかる」といいます。

眠気に誘われるとついつい目を閉じてしまう様子を「目を借りられる」と表現し、さらに蛙の「妻狩る」にかけた言葉が「蛙の目借り時」です。

カエルは繁殖のために懸命に活動し人間は思わず眼を閉じて眠くなってしまう季節、つまり春先を指しています。

「蛙の目借り時」の言葉の使い方や使われ方

『蛙の目借り時になると眠くて仕方がない』

まとめ

日本語には自然の変化に例えて季節を表す言葉がいくつもありますが「蛙の目借り時」もその一つです。

あまり耳にする機会はありませんが春の特徴をユーモラスに表した言葉なのでこの機会に覚えておきましょう。