「蟻穴を出ず」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「蟻穴を出ず」の意味を分かりやすく説明していきます。

「蟻穴を出ず」とは?意味

「蟻穴を出ず」とは?意味

「蟻穴を出ず」「ありあなをいず」と読み、詩歌において春の季語として使われる言葉で、「暖かい季節になって蟻が巣穴から出てくる様子」を表しています。

「蟻穴を出ず」の概要

「蟻穴を出ず」の概要

「蟻穴を出ず」「蟻穴を出づ」とも書かれ、俳句の季語として登場する言葉です。

巣ごもりしていた蟻が春の暖かい気候になって巣穴から出てくる様子を表しています。

蟻が巣から出てきて、エサを求めて動き回る姿から、春を迎えた喜びや春の暖かさを表現しているのです。

「蟻穴を出ず」は、蟻が活発に動き回っている様子から、夏の時期を思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし、この「蟻穴を出ず」の場合はいわゆる「啓蟄(けいちつ)」を表した言葉です。

「啓蟄(けいちつ)」とは、冬ごもりをしていた昆虫が、地中から這い出る様子を表している言葉で、太陽暦でいう3月6日ごろを示し、春の季語として使われる言葉なのです。

まとめ

まとめ

詩歌において春が訪れた嬉しさや、春の暖かさを表現したい時には、この「蟻穴を出ず」を使用して一句詠んでみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました