「にっちもさっちもいかない」とはどのような意味がある言葉なのでしょうか。
今回は、「にっちもさっちもいかない」の意味について解説します。
「にっちもさっちもいかない」とは?意味
「にっちもさっちもいかない」とは?意味
「にっちもさっちもいかない」とは、「どうすることもできないさま」を意味する言葉です。
「にっちもさっちもいかない」の概要
「にっちもさっちもいかない」の概要
現状を打開する方法がなくどうすることもできないさまを表す言葉で、一般的には行き詰って身動きが取れなくなる様子を指す言葉として使われます。
漢字で表記すると「二進も三進もいかない」となるこの言葉は元をたどればそろばんが由来です。
二進とは2割る2、三進とは3割る3のことで答えが1になる割り切れる割り算を表します。
そのような簡単な割り算のはずなのに計算が合わないことを「二進も三進もいかない」というようになり、そこから転じて「どう計算しても勘定が合わない」という「商売が成り立たないこと」の意味で使われるようになります。
商売が成り立たないのは店の経営が行き詰ることなので、「物事が行き詰まりどうにもならなくなること」という意味で「にっちもさっちもいかない」が使われるようになり、現在では元々の意味が廃れている状態です。
「にっちもさっちもいかない」の言葉の使い方や使われ方
「にっちもさっちもいかない」の言葉の使い方や使われ方
『どうにも手の打ちようがなくにっちもさっちもいかない』
まとめ
まとめ
「にっちもさっちもいかない」は追い詰められているという事実に加え困り果てるという感情も含む表現です。
日常的にも使われている言葉なので意味を知っておきましょう。