この記事では、「似て非なる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「似て非なる」とは?意味
「似て非なる」とは?意味
「似て非なる」の読みは「にてひなる」で、「一見すると、よく似ているようで、実はまったく異なること」を意味する慣用句です。
「似て非なる」の概要
「似て非なる」の概要
この「似て非なる」の由来は、中国の書物の孟子の中にある「似て非なる者をにくむ。
ゆうをにくむは其の苗を乱るを恐るればなり」の言葉だとされています。
ちなみに、この意味は「稲の苗と似ているけれど全く異なる雑草が紛らわしいのでにくむ」と、言った意味です。
この「似て非なる」に少し似た慣用句に「似ても似つかない」がありますが、こちらの意味は「全く似ていない」であり、言い換えれば「一見しても似ていないこと」なので、意味は全く異なります。
混合しないように注意が必要です。
「似て非なる」の言葉の使い方や使われ方
「似て非なる」の言葉の使い方や使われ方
・『偽物のブランド品は、本物とは似て非なるものだが、素人目には中々見分けがつかない』
・『スケボーはスノボーとは、似て非なるものであると、スノボーのオリンピック選手が語っていた』
・『自由には責任が伴うもので、無法とは似て非なるものであることを認識すべきです』
まとめ
まとめ
「似て非なる」とは、「一見すると、よく似ているようで、実はまったく異なること」を意味する慣用句です。
「似ても似つかない」の慣用句とは、意味が異なるので混同しないよう注意が必要です。