この記事では、「腹が据わる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「腹が据わる」とは?意味
「腹が据わる」とは?意味
「腹が据わる」【はらがすわる】とは「どっしりと落ち着いて物事に動じないさま」「覚悟を決めても物事に取り組むさま」を例えた慣用句です。
「据わる」は、ものが安定して動かないことを意味します。
つまり「腹が据わる」とは、体の部位である「腹」が固定されて動かない様子を表しています。
慌てふためいている人は落ち着きなく体が揺れたり動き回ったりするものですが、落ち着きはらっている人は体がどっしり安定して堂々として見えます。
その落ち着いて物事に動じないさまが「腹が据わる」という表現に例えられているのです。
「腹が据わる」の言葉の使い方や使われ方
「腹が据わる」の言葉の使い方や使われ方
「腹が据わる」は、どのような状況においても慌てず動じないさまを例えるときに使います。
度胸があってどっしりと構えている、落ち着きはらって動じないさま、といった状況です。
また、窮地におちいった人が覚悟を決め、慌てることなく状況に身を任すような状況を指すときにも使います。
その際は「腹を据える」という言い方もできます。
ちなみに、慣用句の「肝が据わる」【きもがすわる】も意味はほぼ同じです。
「肝」は肝臓のことで、「肝が据わる」は「気持ちを大きく持っていて落ち着き払っているさま」を意味します。
「腹が据わる」の例文
「腹が据わる」の例文
「腹が据わる」を使った例文を挙げます。
・『あの人はいつも腹が据わっていて、トラブルが起きても全く動じない』
・『敵に囲まれ勝ち目はないが、腹を据えて最後まで戦い抜く』
まとめ
まとめ
「腹が据わる」は、どのような状況でも落ち着いて動じないさまを表す慣用句です。
へその下にある「丹田」に力を入れると、精神が落ち着き体が安定するといわれますが、この「腹が据わる」という言葉と関連しているのかもしれません。