「TKG」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

グルメ系の話題で登場する言葉に「TKG」があります。

この言葉はいったい何を指しているのでしょうか。

今回は、「TKG」の意味と関連用語について解説します。

「TKG」とは?意味

「TKG」とは?意味

「TKG」とは、「卵かけご飯」の略語です。

「TKG」の概要

「TKG」の概要

日本には世界でも珍しい生卵を日常的に食べる文化があります。

生卵の食べ方として最も一般的なのがといた生卵を調味料で味を整えご飯にかけて食べる「卵かけご飯」です。

「TKG」「Tamago Kake Gohan」の頭文字を獲った略語です。

玉子かけご飯の歴史は古く江戸時代には既に食べられていたという記録が残っています。

とてもシンプルな食べ方であり料理ともいえないほど簡易な食事として手早く食事をとりたいときや生卵を存分に味わいたいときなどに気軽に食べられているメニューですが、戦前までは鶏卵がとても貴重で今のように気軽に食べられるものではありませんでした。

生卵を食べる機会そのものが少なかったこと、鶏卵には豊富に栄養が含まれることから玉子かけご飯は滋養強壮に良い食事とされ体力を付けたいときに食べる特別なメニューという位置づけでした。

戦後になると鶏卵の安定供給耐性が確立されます。

鶏卵は物価の優等生と言われるほど安価に供給されるようになり一般庶民でも気軽に食べられる食事として人気が高まったのが玉子かけご飯です。

庶民の定番として定着した玉子かけご飯ですが自宅で簡単に取れる食事という位置づけであり昭和時代は特に注目をあつめることはありませんでした。

玉子かけご飯が「TKG」と呼ばれるようになった時期は定かではありませんが早くとも2000年以降であるとされています。

当時一般にも広まり始めていたインターネット上の大手掲示板では昔からある言葉や長い用語をアルファベットの頭文字で略すのが流行っていました。

「ググレカス」「ggrk」と表すのと同じようにどこかの誰かが玉子かけご飯を「TKG」と表記したことをきっかけに一気に広まった一種のネットスラングが「TKG」という言葉の始まりです。

2000年代後半には玉子かけご飯専用の調味料が発売されたことをきっかけに「TKG」の一大ブームが起こり玉子かけご飯をご当地メニューとして地域おこしに役立てるなど全国的に「TKG」の認知度が高まり言葉として定着していきます。

現在では調味料にこだわったり玉子の解き方に工夫をこらしたりなど新しいスタイルで楽しむ「TKG」が誕生しています。

「TKG」の言葉の使い方や使われ方

「TKG」の言葉の使い方や使われ方

・『TKG専用のしょうゆを購入する』
・『高級卵を使ったTKGは1000円もする』
・『TKGにふりかけをかけて食べるとうまい』
・『生卵が苦手なのでTKGを食べたことがない』

「TKG」の類語や言いかえ

「TKG」の類語や言いかえ

・NKG
「納豆かけご飯」を意味する言葉です。

玉子かけご飯と同様に調味料や混ぜる回数、薬味など様々な工夫による新レシピが作られています。

・BBQ
「バーベキュー」を意味する言葉です。

料理名をアルファベットの省略形で表す文化は日本だけのものではありません。

英語圏でも「barbeque」を省略して「BBQ」と表します。

まとめ

まとめ

「TKG」という言葉そのものは比較的新しいものですが玉子かけご飯そのものは年齢性別を問わず愛されている食品です。

ネットではアルファベットを使った短縮形のスラングがたくさん使われています。

意味が分からない言葉があったら放置せず意味を調べるようにしましょう。

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