婚活関連の話題で登場する言葉「j婚」とはどのような意味で使われているのでしょうか。
今回は、「j婚」の意味と類似表現について解説します。
「j婚」とは?意味
「j婚」とは?意味
「j婚」とは、「自衛隊員と結婚すること、自衛隊員との結婚を目指す婚活」を意味する言葉です。
「j婚」の概要
「j婚」の概要
「j婚」の語源は「自衛婚」です。
自衛の「じえい」をアルファベットの「J(ジェイ)」とかけて誕生した一種のスラングです。
結婚相手の理想として公務員は常に上位に入る人気の職業です。
公務員の中でもいろいろな職種がありますが特に安定性が高く男性としての頼もしさも兼ね備える自衛官は結婚相手に大人気です。
2010年頃から一部女性の間で自衛隊員の男性に注目が集まりました。
この時期には自衛隊の広報を目的に防衛省が広報雑誌「MAMOR」を創刊しテレビなどで自衛隊が取り上げられる機会が急増します。
「MAMOR」の人気企画として話題になったのが「マモルの婚活」です。
自衛隊は仕事が忙しく休みも不定期であることから出会いの機会が少なく、若い男性隊員は結婚相手探しに頭を悩ませていました。
そんな結婚相手を求める男性たちのプロフィールや写真を掲載し紙面で交際相手を募集する企画としてスタートした「マモルの婚活」は理想の結婚隊員として自衛隊員を希望する女性たちのとのマッチングに大きく貢献します。
交際相手募集にたくさんの応募が集まったことをきっかけに紙面企画以外でも婚活パーティーやマッチングサービスなどで自衛官の存在感が高まり自衛隊員男性限定のパーティーが開催されるなどの動きが加速します。
そのような「自衛隊員との結婚を求めて行われる婚活」を指す言葉が「j婚」です。
もともとは女性向けのネット掲示板で使われていたスラングであり一種の隠語のような言葉でしたが、震災の救助活動などをきっかけに自衛隊員に対する国民の意識が大きく変わったこともあり今ではSNSなどでも当たり前のように使われる言葉として浸透しています。
一斑に対する認知が広まったのは結婚相談所が自衛隊員との出会いや婚活をサポートするサービスの名称として「j婚」を使ったのがきっかけですが、言葉そのものはそれ以前から一部で使われており結婚相談所のオリジナルではありません。
「j婚」の言葉の使い方や使われ方
「j婚」の言葉の使い方や使われ方
・『j婚の希望者限定で婚活パーティーを開催する』
・『父さんの心配がないという理由でj婚を希望する女性は多い』
・『j婚を希望するなら転勤についていく覚悟が必要だ』
・『相手が自衛隊員というだけでj婚といっても普通の婚活と大差はない』
「j婚」の類語や言いかえ
「j婚」の類語や言いかえ
・おと婚
「年齢の高い大人向けの婚活」を意味する言葉です。
婚活では対象年齢を絞ることがよくありますが、ある程度年齢が上の大人に絞って行われる婚活を指してこのように表現します。
・パソ婚
「パソコンを通じて知り合った相手と行う婚活や結婚」を意味する言葉でネットを利用したマッチングサービスなどパソコンやスマホをきっかけにして行う婚活全般を指します。
・ゲーム婚
「オンラインゲームがきっかけで出会ったカップルが結婚すること」という意味の言葉です。
本来は結婚したカップルを指す言葉ですが結婚相手や交際相手を探す手段としてオンラインゲームに参加する人を指す意味でも使われます。
まとめ
まとめ
不景気が長期化する中、安定性を求めて「j婚」を希望する婚活女性は急増しています。
結婚相談所や仲介サービスでも専用プランを用意するほど注目を集めている言葉なので婚活中の方以外も正しい意味を知っておきましょう。