「お断りせざるを得ない状況です」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「お断りせざるを得ない状況です」について解説をします。

「お断りせざるを得ない状況です」とは?意味

「お断りせざるを得ない状況です」とは?意味

やむをえず断る、断らないといけない状況、という意味です。

「お断り」は、断ることを相手を敬う表現にしたものです。

「断る」には、相手からの働きかけに応じられないと告げるという意味があります。

「お」は動詞の連用形につけて、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表し、相手を敬う表現となります。

「断る」の連用形が「断り」です。

「せ」は、動作や行為を行うという意味の「する」です。

「ざるを得ない」は、やむをえず、~しないわけにはいかないという意味になります。

「対応せざるを得ない」のような使い方をします。

この例の場合だと、対応をしないわけにはいかないという意味になります。

「状況」は、そのときどきによって変わる物事のありさまをいいます。

「です」「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。

「お断りせざるを得ない状況です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「お断りせざるを得ない状況です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、どうしても断らなければならない状況のときに用います。

病院での患者の受け入れで説明をします。

ある病院では、あるときから急激に患者数が増えました。

これまでは、今いる医師と看護師で対応をすることができていましたが、急激な患者数の増加によって、これまでの人数では対応できなくなりました。

このような状態なので、新しく患者さんがやってきても、対応をすることはできません。

やってきた患者さんの診察を断らないと無理な状況なのです。

そういった、どうしてもそうしないといけないような状況のときに、この言葉を用います。

断られた方は気分を害する可能性があるので、「申し訳ありませんが」など気遣いを示す言葉を添えるのが望ましいです。

「お断りせざるを得ない状況です」を使った例文

「お断りせざるを得ない状況です」を使った例文

・『誠に申し訳ありませんが、お断りせざるを得ない状況です』

「お断りせざるを得ない状況です」の返答や返信例

「お断りせざるを得ない状況です」の返答や返信例

どうしても断らないといけないような状況なので、無理にこちらの意見を通すことは、望ましくありません。

断られることに納得できないなら、断る理由を尋ねてみるとよいでしょう。

納得できる説明であれば引き下がります。

説明に納得できないなら、納得できるような説明をしてもらったり、意見を通したりといったこともあるでしょう。

ただし、相手に迷惑をかけないように配慮が必要です。

まとめ

まとめ

この言葉は、仕方がなく断るときに用います。

相手の求めを受け入れることが、どうしても無理な状況であることを伝えています。

断るときには、相手の気持ちに配慮した言葉遣いをしましょう。

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