「せめてもの罪滅ぼし」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「せめてもの罪滅ぼし」の意味を分かりやすく説明していきます。

「せめてもの罪滅ぼし」とは?意味

「せめてもの罪滅ぼし」の読みは「せめてものつみほろぼし」で、「十分ではないけれど精いっぱい、善行を積んで罪を償うこと」を意味する慣用句です。

「せめてもの」は「十分ではないけれど精いっぱいの」と言った意味の副詞で、「罪滅ぼし」は「善行をして過去の罪の償いをすること」を意味する言葉なので、「せめてもの罪滅ぼし」は、冒頭の意味となるのです。

「せめてもの罪滅ぼし」の概要

「せめてもの罪滅ぼし」における「罪」は、法律的な「罪」だけではなく、道徳的や倫理的に許されない行為や、裏切り行為なども指します。

従って、「せめてもの罪滅ぼし」は比較的日常会話においてもよく使われるのです。

ちなみに、「罪滅ぼし」は「罪を償うこと」として先に説明しましたが、文字通りの意味としては「罪を滅ぼす、つまり、罪を消すや、罪をなかったことにする」という意味なので、本来は相当念入りな「償い」を指しているのです。

しかし、実際には単純に「償い」の意味として、軽い「償い」の行為に対しても使われています。

「せめてもの罪滅ぼし」の言葉の使い方や使われ方

・『彼は若い頃に彼女を自殺に追い込んだせめてもの罪滅ぼしとして、出家して修行僧になった』
・『彼女は浮気をした彼に対して、せめてもの罪滅ぼしとして高級バッグのプレゼントを強要した』

まとめ

「せめてもの罪滅ぼし」とは、「十分ではないけれど精いっぱい、善行を積んで罪を償うこと」を意味する慣用句です。