「あらん限り」は何を表す言葉なのでしょうか。
今回は、「あらん限り」の意味について解説します。
「あらん限り」とは?意味
「あらん限り」とは?意味
「あらん限り」とは、「限界まであるもの全て」を意味する言葉です。
「あらん限り」の概要
「あらん限り」の概要
「あらん限り」の「あらん」は存在を意味する「有る」に現在推量の助動詞「らむ」によって成り立ちます。
現在推量なので意味としては「今現在有るだろう」つまり量的に採用される存在を指します。
「あらん限り」の「限り」とは「限界」を意味する言葉です。
「限りなく」などのようにこれ以上先がない限度のことを意味します。
「あらん限り」は施行される存在の限界ギリギリまでいっぱい、つまり「あると思われるもの全て」を指しています。
現在の総量がはっきりしていないものに対して存在すると想定する量の全てを指す表現で、はっきりとこれで全部とは言い切れないがおそらく全部であろうと思われる全てのことを指します。
平たく言ってしまえば「あるもの全部」のことですが総力を挙げて存在するものを全部かき集める必死な気持ちが込められた表現です。
「あらん限り」の言葉の使い方や使われ方
「あらん限り」の言葉の使い方や使われ方
『あらん限りの力を振り絞る』
まとめ
まとめ
「あらん限り」はできるだけたくさんの量を指す表現としてはかなり大げさで力強い言い方です。
簡単には全部集められないものを全力でかき集めるようなニュアンスを含むのでふさわしい場面で使いましょう。