「撃鉄を起こす」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「撃鉄を起こす」とはどのような動作を指す言葉なのでしょうか。

今回は、「撃鉄を起こす」の意味について解説します。

「撃鉄を起こす」とは?意味

「撃鉄を起こす」とは、「銃の撃鉄を引き起こして発射準備すること」を表す言葉です。

「撃鉄を起こす」の概要

弾倉に弾薬を込めて発射する種類の銃は弾薬に強い衝撃を与えて火薬を炸裂させて弾丸を発射します。

弾薬に仕込まれた発火装置である雷管を叩いて火薬を炸裂させる銃の部品を「撃鉄」といい、射手は引き金を引いて射撃する前に撃鉄を引き起こして発射準備します。

「撃鉄を起こす」というのは引き金を引けば弾丸が発射される状態、つまりいつでも弾丸を発射できる射撃準備が整った状態にする行為です。

いつ弾丸が放たれてもおかしくない状態であることから転じて「戦う決意を固めて準備に入る」という意味の慣用句としても使われます。

「撃鉄を起こす」の言葉の使い方や使われ方

『敵の気配を感じてリボルバーの撃鉄を起こす』
『国境での睨み合いは様子見の段階を過ぎ撃鉄を起こす段階に移った』

まとめ

最近の拳銃は引き金と撃鉄が連動して動くダブルアクションのものが多く、わざわざ「撃鉄を起こす」必要がなく引き金を引くだけで射撃可能です。

日常生活にはほとんど関係ない動作ですが、アクション映画などを見るときに備えて知っておきましょう。