この記事では、「考えが凝り固まる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「考えが凝り固まる」とは?意味
「考えが凝り固まる」とは?意味
「考えが凝り固まる」の読みは、「かんがえがこりかたまる」で、「物事に対する考えが、ある一つのことに固執し、他の考え方を顧みないこと」を意味する慣用句です。
この慣用句でキーとなる「凝り固まる」とは「一つの事だけに熱中して、他の事を顧みなくなること」を意味する言葉です。
「凝る」が「ある物事に熱中して打ち込むこと」で、それに「固まる」と言うことなので、こうした意味になるのです。
従って、「考えが凝り固まる」の意味は、冒頭の意味となるのです。
「考えが凝り固まる」の概要
「考えが凝り固まる」の概要
人の考え方は外部から入って来る情報を、自分の既存の知識にプラスして次第に構築されて行きます。
そんな際に、人には自分の既存の知識で組み立てられた考えに合うものは、雪だるまのように重ねるけれど、自分の考えに反するものは重ねずに拒絶する傾向があります。
これが極端にひどい状態になることで、「考えが凝り固まる」のです。
教条主義と言われる考えに捕らわれるのが、その典型と言えます。
「考えが凝り固まる」ことは、すべてが悪いとは言えませんが、社会をギスギスとさせてしまい、総合的にみれば、やはり良くないことと言えます。
「考えが凝り固まる」状態に陥らないためには、先入観を排除して、多くの人の意見や客観的な事実を見ることが出来る能力を養うことが重要です。
「考えが凝り固まる」の言葉の使い方や使われ方
「考えが凝り固まる」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は新興宗教に洗脳され、考えが凝り固まっているため、肉親の説得にも聞く耳を持たない』
・『会社の上層部は、自分の成功体験に凝り固まっており、時代の変化に適応する発想が出来ない』
まとめ
まとめ
「考えが凝り固まる」とは、「物事に対する考えが、ある一つのことに固執し、他の考え方を顧みないこと」を意味する慣用句です。