「拡販商品」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「拡販商品」はどのような目的を持つ商品なのでしょうか。

今回は、「拡販商品」の意味について解説します。

「拡販商品」とは?意味

「拡販商品」とは、「販売を拡大するために市場に導入される商品」です。

「拡販商品」の概要

企業が市場に投入する商品は基本的に売上を伸ばし多くの利益を得ることを目的にしますが、それ以外にも自社の技術力をアピールしたりライバルのマーケットを削ったりなど商品の目的は一つとは限りません。

企業が市場に投入する商品のうち売上数量を増やして販売シェアを拡大する目的で投入される戦略的商品のことを「拡販商品」といいます。

「拡販商品」は販売実績を拡張していくことが目的なので利益を削って低い価格をつけたり売り切れがないよう通常よりも在庫を増やしたりなど戦略的な販売方法が取られます。

自動車市場では低価格の大衆車から高級車まで様々な車種が用意されますが、低価格の大衆車は買い替えでリピーターになり上位モデルに乗り換え購入し続けてもらうために利益を削ってでも販売数量を増やしてカーライフの入口を作るという戦略がとられます。

販売拡張を最優先にする大衆車は自動車メーカーにとっての「拡販商品」です。

「拡販商品」の言葉の使い方や使われ方

『拡販商品でシェア拡大を狙う』
『たくさん売れたが拡販商品なので利益は少ない』

まとめ

「拡販商品」は戦略的理由から低価格になることが多く消費者としてはお買い得な商品です。

そればかり購入されると経営に支障が出てしまうのでどのようにして利益が見込める商品の購入へと誘導するかが企業の課題になります。