「くたくた」の解説
「くたくた」の解説
「くたくた」とは、副詞、形容動詞として使う言葉です。
副詞的な意味としては、物の形がくずれるほどによく煮ることや、その際の音を表しています。
また、人や動物などが疲れたり、弱ったりして張りを失う、ぐったり、ぐにゃぐにゃという意味合いもあります。
形容動詞としての意味は、とても疲れている、力が抜けたといった状態を表すことができます。
また古くなり形がくずれているといった意味もあります。
「くたくた」の使われ方
「くたくた」の使われ方
「くたくた」は、副詞、形容動詞として使えます。
例えば料理などよく煮込むといった意味を表せますので「あとは、くたくたするまで煮込むだけ」「じゃがいもがくたくたになって美味しい」などと使います。
また「くたくた」とは「ぐつぐつ」といった煮込む音と同じ意味ということも覚えておきましょう。
形容動詞として使う場合は、すごく疲れているといった状態、力が抜けた、形がくずれたといった意味をそのまま一言で表せますので「歩いてきたからくたくただ」「長年使ってくたくたになった手袋」という風に使います。
「くたくたで疲れた」「くたくたでボロボロ」など、二重に使わないように注意してください。
「くたくた」の例文1
「くたくた」の例文1
「一日ぐらいかけてくたくたになったカレーが大好物」
よく煮込み、野菜や肉の原形がなくなることを「くたくた」と言い表すことができます。
この使い方の場合「くたくた」は副詞ということになります。
「くたくた」の例文2
「くたくた」の例文2
「朝から大掃除をして、もうくたくた」
大掃除をして、体力を使って疲れた、もう力が抜けて何もできないといった状態を表す時に「くたくた」を使います。
一言で、ひどい疲れ、力が抜けて何もできない、といったことが伝わりますのであれこれと説明する手間がはぶける便利な形容動詞です。
「くたくた」の類語・言い換え表現
「くたくた」の類語・言い換え表現
「くたくた」と似た言葉、言い換え表現を紹介します。
「よれよれ」
「よれよれ」
「よれよれ」とは、衣類、紙などが使い古されて形がくずれている、しわがよっているという様子を表す言葉です。
また人に使う際は疲れ切って元気がないという意味合いになります。
「よれよれのシャツ」「今週は寝不足でよれよれだ」という風に使います。
「へろへろ」
「へろへろ」
「へろへろ」とは、見るからに弱い、力がないといった意味になります。
人や物を馬鹿にして言う時にも使いますので、使い方には注意が必要です。
「この程度でへろへろと倒れるようじゃ、使い物にならない」「一駅分歩いたぐらいで、へろへろになるなんて体力なさすぎじゃないか」などと、使います。
「ぐったり」
「ぐったり」
「ぐったり」とは、疲れ、病気などによって力が抜けた様子を表します。
また体や精神が「疲れ切っている」という意味合いでもよく使います。
「熱でぐったりしている」「あの人と一日一緒なんて、考えただけでもぐったりするわ」などと、使います。
「どろどろ」
「どろどろ」
「どろどろ」とは、液状のものが濃くて、粘り気があるといった意味と、感情などが絡み合いすっきりしないといった意味があります。
「野菜がどろどろになるまで煮込んだスープ」「どろどろしたソース」「あのグループは、どろどろとした人間関係があるようだ」という風に使います。
「極度の疲労」
「極度の疲労」
「くたくた」を別の言葉に言い換えるならば「極度の疲労」となります。
「朝から歩いてここまで来たので、極度の疲労を感じている」「極度の疲労で、何も食べたくない」などと、使います。
「くたくた」の対義語
「くたくた」の対義語
「くたくた」の対義語を紹介します。
「ぴんぴん」
「ぴんぴん」
「ぴんぴん」は、元気よく活動する様子を表す副詞です。
「あの年になってもぴんぴんしている」「あの人は怪我をしても、ぴんぴんしている」という風に使います。
「しゃんしゃん」
「しゃんしゃん」
「しゃんしゃん」は、体が丈夫でよく立ち働く様子を表す副詞です。
「90を過ぎてもしゃんしゃんしている」「あれだけ走った翌日なのに、しゃんしゃんしている」などと、使います。