この記事では、「未曾有」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「未曾有」の正しい読み方は「みそゆ」と「みぞう」どちら
「未曾有」の正しい読み方は「みそゆ」と「みぞう」どちら
「未曾有」には2つの読み方があります。
1つ目は「みぞうう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「みぞう」で、慣用読みになります。
慣用読みとは、誤読などにより、本来とは異なる読み方が広く用いられ、定着した読み方のことです。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「未曾有」の正しい読み方は「みぞうう」「みぞう」の2つで、意味は同じです。
「みそゆ」とは読みません。
「未曾有」の意味
「未曾有」の意味
「未曾有」の意味は、「今でに一度もなかったこと」「非常に珍しいこと」「仏や菩薩による奇跡を記した経典」です。
「みそう」の語源は、古代インドで使われていたサンスクリット語の「adbhuta(アドゥブタ)」という言葉で、「非常に珍しいこと」という意味です。
中国に伝わった際に、三蔵法師が漢語で「未曾有」と訳し、それが日本に伝わり、「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」と訳されました。
本来「みぞうう」と読まれていましたが、次第に「みぞう」の読み方が広まり、定着しました。
現在ではどちらでの読み方も間違いではありません。
「未曾有」の言葉の使い方や使われ方
「未曾有」の言葉の使い方や使われ方
「未曾有」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『未曾有(みぞうう)の大地震に見舞われる』
・『遺跡調査で未曾有(みぞう)の大発見をする』
・『感染症は未曾有の(みぞう)の災害だ』
まとめ
まとめ
今回は「未曾有」の読み方について紹介しました。
「未曾有」の正しい読み方は「みそうう」「みぞう」の2つで、意味は同じです。
「みそゆ」とは読みませんので、正しく読める様に覚えておきましょう。