この記事では、「身代限り」【みのしろかぎり】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「身代限り」とは?意味
「身代限り」とは?意味
江戸時代に、博打や風俗でお金を使いすぎて借金を抱えた人が返済できずにあえいでいたので、官が債務者に対して弁償させるため全財産を没収することを「身代限り」【みのしろかぎり】と言います。
転じて、現代では自分で財産を失うような愚かで同情できない行為したことを揶揄する意味で使われている言葉です。
「身代限り」の言葉の使い方や使われ方
「身代限り」の言葉の使い方や使われ方
自分の趣味や賭け事でお金をすべて失ってしまった愚か者に対して「○○さんは身代限りした」と伝えるときに使います。
なかには「身代限り」を苦にして死んでしまう人もいるほど悲惨な結末が待っていたのです。
最近はゲームで負けたとき、敵にごっそりとアイテムやコインを取られたとき「もう身代限りだ」と嘆く人もいます。
「身代限り」の例文
「身代限り」の例文
「身代限り」を使った例文を挙げます。
・『何日もかけて築き上げてきた地位を奪い取られては身代限りだ』
・『身代限りの負債者に与える処分は何も残らない重い処分だ』
・『父は身代限りで行方をくらましたが、新天地で人生をやり直す』
まとめ
まとめ
全財産を没収されてしまうほどひどいお金の使い方するのは家族に迷惑をかけますし、自分にとってもいいことはないので気をつけましょう。