「もにょる」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、女性の間で使われているスラング用語の「もにょる」について取り上げて深堀していきます。

「もにょる」とは?意味

「もにょる」とは?意味

どこか自分にとってもぞもぞするほど違和感を感じてしまう出来事や、相手の言葉にやきもきする状態を表すのが「もにょる」です。

わだかまりを感じて自分の中でいつまでももやもやした気持ちが渦巻き、すっきりしない状態を表すときに使います。

いつまでもすっきりしない気持ちでいると人は前向きに話して楽しもうという気持ちになれず、会話していても口ごもってしまうことがあります。

主に、歯がゆいと感じては穴があったら入りたいと思う状態のときどのようにしたらいいかと悩む気持ちを表すときに使う言葉です。

「もにょる」の概要

「もにょる」の概要

言葉が登場したのは2000年1月のことであり、2ちゃんねるの掲示板からであり、「ヘボい本を読むと」というスレが「同人@2ch掲示板」に 立ち上がったことがきっかけでした。

女性向けの同人誌の表現の中で、どうも「おなかがもにょもにょする」という場面を見たとき発した言葉からきたものが発端となり、その後、好きな男性の気持ちが良く分からずもやもやした気持ちに包まれた人が「なんだかもにょる」と思う感情を表すようになります。

その言葉が、最近は、掲示板のスレに書かれるとき可愛らしく相手を中傷したり、批判するときに使うのが主流となっています。

「もにょる」の使い方や使われ方

「もにょる」の使い方や使われ方

人が書いたスレに対してどうも意味が分からないと思うときもやもやした状態になったことを「もにょる」と言い、うまく言葉が理解できずに胸の奥ですっきりしないもやもやを抱えたとき「胸がモニョモニョするわ」と言います。

自分の方から話そうと頑張ったのに、うまく話せないときの苛立ちと困惑が渦巻いた感情を若者風に「もにょる」と言い表して伝えることもあります。

恋人や友達のちょっとした悪口や態度に怒りを感じたり、不快な気持ちになっときは「ほんともにょるわ」と苛立ちを今風に表すわけです。

「もにょる」を使った例文(使用例)

「もにょる」を使った例文(使用例)

・『掲示板で知り合いが書いた話の内容に苛立つところがあったのでもにょった』
嫌味なことを言われたとき苛立ちを覚えるだけでなく、腹のなかでもにょもにょしたものに包まれた人の気持ちを表すわけです。

・『バスに乗っていたら5年前に喧嘩別れした元彼が乗ってきたので激しくもにょる』
元彼に会うのは緊張しますし、心が乱れる原因になりますが、まさか乗ってくるとは思わないバスに乗って来たときはすごく驚いてもやもやするでしょう。

・『友達の部屋でデートしたとき、好きだからと昭和初期の映画を見せられても正直もにょる』
愛する人であったとしても、何十年も前のまったく知らない俳優や女優が出ている作品を見せられるのはかなり胸がもやもやするのです。

まとめ

まとめ

理解不能な状況に遭遇したり、自分からきちんと話ができない状態に陥るとどこかもやもやする気持ちに包まれてしまうとき「もにょる」と使います。

もやもやするようなことに遭遇したときさりげなく使ってみれば、可愛らしく自分の気持ちを表現できる言葉となるでしょう。

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