「楽しそうな感じでほほえみを浮かべるさま」や「にっこりと感じよく笑いかけていること」
「ニコニコする」の解説
「ニコニコする」の解説
「ニコニコする」という擬態語(オノマトペ)は、「楽しそうな感じ(嬉しそうな感じ)でほほえみを浮かべること」や「にっこりと明るい感じで笑うこと」を意味しています。
「ニコニコする」という表現は、「相手にポジティブな印象を与えるような形で笑うこと・微笑みかけること」を意味しているのです。
「ニコニコする」の「ニコニコ(にこにこ)」という言い方が生まれた歴史は古く、鎌倉時代あるいは室町時代の書き言葉で「物柔らか・温和」や「明るい印象でほほえみを浮かべる」という意味合いで使われていました。
「ニコニコする」の「ニコニコ」は「ニコ」という言葉を二つ重ねたもので、飛鳥時代・奈良時代の頃から「ニコ(にこ)」という表現は存在していて、「やわらかい・温かい」の意味のニュアンスを持っていました。
「ニコニコする」の使われ方
「ニコニコする」の使われ方
「ニコニコする」という擬態語(オノマトペ)の表現は、「楽しそうな感じでほほえみを浮かべる場合」や「にっこりと愛想よく笑いかけている場合」に使われます。
「ニコニコする」の言葉は、「相手に対して明るい印象・温かい感覚を与えるような感じで、ほほえみを浮かべる時」というポジティブな意味のニュアンスで使われるという特徴を持っています。
例えば、「子供たちが公園で遊んでいる姿を見て、おばあちゃんがニコニコしていました」や「妻がニコニコしているだけで私は幸せな気分に浸れるのです」といった文章で、「ニコニコする」という擬態語(オノマトペ)を使用することができるのです。
「ニコニコする」の例文1
「ニコニコする」の例文1
「ニコニコする」の例文を紹介して、その意味を解説します。
「小学校に上がったばかりの孫の写真を見ながら、父がニコニコとしていました」
この例文は、「小学校に上がったばかりの孫の写真を見ながら、父が嬉しそうな感じで優しいほほえみを浮かべていたこと」を意味しています。
「ニコニコする」の例文2
「ニコニコする」の例文2
「ニコニコする」の例文を紹介して、その意味を解説します。
「人に好かれるための簡単なポイントとして、いつもニコニコして機嫌よく過ごすということがあります」
この例文は、「人に好かれるための簡単なポイントとして、いつもにっこりと明るいほほえみを浮かべて(楽しそうな感じで笑いかけて)機嫌よく過ごすということがある」ということを意味しています。
「ニコニコする」の類語・言い換え表現
「ニコニコする」の類語・言い換え表現
「ニコニコする」の類語・言い換え表現として、「にっこりする・ほほえむ」「笑顔になる・笑顔を向ける」「破顔一笑する(はがんいっしょうする)」「顔がほころぶ」「目を細める」「目尻を下げる」などがあります。
「ニコニコする」という擬態語(オノマトペ)は、「嬉しそうな感じでほほえみを浮かべること」や「優しく笑いかけて顔がほころぶ・目を細めて(目尻を下げて)柔らかい感じで笑う」などの意味合いを持っています。
「破顔一笑する」というのは、「それまでの表情(無表情・厳しい表情)を崩して、にっこりと笑うこと」を意味しています。
それらの意味合いから、「ニコニコする」と類似した意味を持っている類語・言い換え表現として、「にっこりする・ほほえむ」「笑顔になる・笑顔を向ける」「破顔一笑する」「顔がほころぶ」「目を細める」「目尻を下げる」を挙げられます。
「ニコニコする」の対義語
「ニコニコする」の対義語
「ニコニコする」の対義語として、「無愛想(ぶあいそ)になる」「無表情になる」「仏頂面をする」「そっけない」「笑顔がない」などがあります。
「無愛想になる」は「愛想・笑顔がなくて冷たい感じになる」を意味していて、「仏頂面をする」とは「面白くなさそうな表情(無愛想な顔)をすること」を意味しています。
それらの意味合いから、「愛想の良い感じ(楽しそうな感じ)でほほえみを浮かべる」を示す「ニコニコする」とは反対の意味を持つ対義語として、「無愛想になる」「無表情になる」「仏頂面をする」「そっけない」「笑顔がない」を挙げることができます。