ネットスラングは色々な名称や言葉を略したものが多いのですが、その中でも有名なものとしては「常考」があります。
この記事では、「常考」の意味を分かりやすく説明していきます。
「常考」とは?意味
「常考」とは?意味
「常考」とは「常識的に考えれば」や「常識的に考えてくれ」という言葉を略したものであり、特にネットスラングとして使われます。
昔に存在した2chはこのような省略を使ったネットスラングが多かったのですが、掲示板では様々な議論が発生することから素早いレスでこの「常考」が使われました。
話題になっているトピックに関しては的外れな意見が出ると、素早い返答やツッコミとして「常識的に考えればおかしいでしょ」という意味合いから「常考」と記入することが多いのが特徴です。
この言葉を有名にしたのが2chで生まれた記号を使ったアスキーアートであり、特に「やらない夫」と呼ばれるキャラクターが懐疑的な性格でありよく「常識的に考えて」という言葉を使っていました。
汎用性も高いことからこの言葉はネットスラングとして流行し、記入しやすい「常考」も流行しました。
「常考」の概要
「常考」の概要
「常考」は「常識的に考えれば」という言葉を略したものであり、それまでに発生した意見や会話が間違っている知識に基づいている場合にツッコミとして使われます。
インターネットの掲示板では書き込みの流れが速いとどんどん流れていくので、より簡略化して書き込みやすい形として「常考」が生まれました。
この場合の「常考」は自分の意見を主張する時や相手の意見に対するツッコミを入れる時に使いますが、それ以外にもあえて非常識な意見をさも常識的なものとしてボケる時にも使うことが可能です。
「常考」の言葉の使い方や使われ方
「常考」の言葉の使い方や使われ方
「常考」はまず自分の意見を押し通す際に使います。
この時の自分の意見はたいてい常識的なものであり、これに基づいて他の人に対する反論やツッコミとして使うことも可能です。
さらにネットスラングとしては自分の非常識な意見や独自の趣味嗜好を常識的なものだとあえて主張してボケを誘う際にも使うことが可能であり、掲示板などでのコミュニケーション用に使われる言葉として有名です。
「常考」自体も省略をした言葉なのですが、さらに簡略化した言葉としては「jk」があります。
こちらは「常考」を英語にした際の母音を繋げたものであり、さらに簡略化した言葉として書き込みやすいのが特徴です。
「常考」を使った例文(使用例)
「常考」を使った例文(使用例)
・『あの監督の作風ならバッドエンドも当然でしょう、常考』
・『このボスは真正面から戦うのは間違っているでしょ、常考』
・『週末食べるラーメンといったら家系でしょ、常考』
まとめ
まとめ
ネットスラングは流速が速い掲示板で簡単にレスポンスするために省略されたものも多く、「常考」もその1つとして有名です。
「常考」はボケやツッコミとしても使えますし、自分の意見や趣味嗜好を主張したりする時にも使うことが可能です。