「足をすくう」とはどんな行為を表す言葉なのでしょうか。
今回は、「足をすくう」の意味について解説します。
「足をすくう」とは?意味
「足をすくう」とは?意味
「足をすくう」とは、「相手の油断やスキをついて不都合を生じさせること」を意味する言葉です。
「足をすくう」の概要
「足をすくう」の概要
物体を下から上に持ち上げる動作のことを「掬う(すくう)」といいます。
元々は細かいものを平たい形状の道具や手のひらなどで拾い上げるように下から上に動かしてさらう動作を指す言葉でしたが、形状や大きさに関係なく下から上と勢いよく持ち上げる動作も「すくう」と表現します。
「足をすくう」は立っている相手の足を下から抱えあげるようにして持ち上げる動作を指す言葉です。
警戒している相手の足を抱え上げると倒れますが上手くやるには油断を誘ったりスキを突いたりする必要があることから「思わぬのやり方で相手のスキをつき不都合や不利益を与えること」を「足をすくう」と表現します。
一般的には「足をすくわれる」という受け身の形で使われ、弱みやスキを突かれて痛い目を見る様を表す言葉として使われます。
「足をすくう」の言葉の使い方や使われ方
「足をすくう」の言葉の使い方や使われ方
『仕込んでいた切り札が相手の足をすくう形になった』
『油断していると足をすくわれることになるので警戒した方がいい』
まとめ
まとめ
「足をすくう」を「足元をすくう」と勘違いしている人が少なくありませんが、これは「足元を見る」との混同による間違った言葉です。
正しい言葉遣いと意味を合わせて覚えておきましょう。