「突然ではございますが」という表現法についての解説です。
「突然ではございますが」とは?意味
「突然ではございますが」とは?意味
「突然ではございますが」は、ビジネスで使用する表現の一つで、突然であるがという意味の丁寧語にあたる言葉です。
つまり、ビジネスのお話で話を切り出す際に、「突然ではあるが」と言い出せばかなり偉そうに聞こえますが、「突然ではございますが」と表現することで丁寧語に変化するため、当たり障りがない言葉に生まれ変わるというのがこの表現法になります。
この表現を用いれば、上司の方に対して怒られそうな話であっても一応前向きに検討してもらえる方向に持っていけるのです。
「突然ではございますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「突然ではございますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「突然ではございますが」は、ビジネスの世界では、急に話を切り出す、急に話の内容を変えるために使用します。
なので、注意すべく点は、急に話を切り替えるにしろ急に話を切り出すにしろ、相手の顔色を窺いつつ話を切り出すのがこの言葉の扱い方になります。
要は、相手側の機嫌が悪い時に急に話を切り出すのか、あえて機嫌が悪い時は話を切り出すことをためらうかというのがこの言葉を扱う上での注意点です。
つまりは、上司の機嫌が悪い時に「突然ではございますが」といって話を切り出すと上司は急な方向性の話でさらに機嫌が悪くなるリスクがあるので注意しましょうということです。
「突然ではございますが」を使った例文
「突然ではございますが」を使った例文
・『突然ではございますが、社長が今期で辞任いたします』
・『突然ではございますが、新規工場の誘致の件についてお話があります』
「突然ではございますが」の返答や返信例
「突然ではございますが」の返答や返信例
「突然ではございますが」についての返事は、突然聞かされる内容を把握してから返事という流れになります。
なので、突然社長が辞めるということを聞かされたのであれば、話を聞いた後に「わかりました」とか、「社長にはお世話になりましたのでお別れ時に挨拶を願いたいです」という具合に返事をします。
この言葉の返事は、急なことを聞かされてからそれらに対応するため、できれば前向きな言葉を返すのが望ましいです。
まとめ
まとめ
「突然ではございますが」は、ビジネスの表現法の一つで「突然であるが」という言葉を丁寧に表現したものです。
丁寧さを売りにしているため、ビジネス向けで突然話を切り出したり話題を変える際に偉そうに聞こえないというのが利点になります。
一方で、この言葉は、急な話を聞かされるわけですから、人物によっては前向きな返事を返すかどうかは未知数です。
もっと言えば、この言葉は、相手の機嫌を窺ってから使用するのが望ましく、相手の機嫌が悪い時にわざわざ急な話をして相手の機嫌をさらに悪くする必要性はないということです。