この記事では、「祝詞」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「祝詞」の正しい読み方は「のりと」と「いわいし」どちら
「祝詞」の正しい読み方は「のりと」と「いわいし」どちら
「祝詞」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の読みを確認します。
「祝」の漢字の音読みは「シュク・シュウ」で、訓読みは「いわ(う)」です。
また、「詞」の漢字の音読みは「シ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「ことば」です。
ここから、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「いわいし」と読める可能性があることが分かります。
しかし、どう考えても、「のりと」とは読めそうにないことも分かります。
さて、「祝詞」の正しい読み方は「のりと」と「いわいし」のどちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
結論としては。
「祝詞」の正しい読み方は「のりと」で、「いわいし」と読むのは間違いです。
先に個別の漢字の読みからは、「のりと」とは読めそうにないと記しましたが、この読み方はいわゆる熟語全体に訓読みを付ける読み方で、熟字訓と呼ばれる読み方です。
従って個別の読みを繋いでも読むことが出来ず、また推察することも難しいと言えます。
とにかく熟字訓として読み方を覚える他にないと言えます。
ちなみに、「祝詞」には、「しゅうし」や「しゅくし」との読み方もあります。
「祝詞」の意味
「祝詞」の意味
「祝詞」とは、「神に祈るときに、神前で唱える古文体の言葉のこと」を意味します。
「祝詞」の言葉の使い方や使われ方
「祝詞」の言葉の使い方や使われ方
・『神官が神前で祝詞を上げた後に、おはらいをして厄払いの神事は終わりました』
・『仏教のお経は、聞いていても意味が全く分かりませんが、祝詞は古文体ですが、何となく理解できます』
まとめ
まとめ
「祝詞」の正しい読み方は「のりと」で、「いわいし」と読むのは間違いです。
また、この「祝詞」とは、「神に祈るときに、神前で唱える古文体の言葉のこと」を意味します。