「設える」という言葉はどのような行為を指し何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「設える」の正しい読み方と意味について解説します。
「設える」の正しい読み方は「しつらえる」と「せつえる」どちら
「設える」の正しい読み方は「しつらえる」と「せつえる」どちら
「設える」という言葉の読み方を漢字の読みから考えると「しつらえる」と「せつえる」の2になります。
「しつらえる」と「せつえる」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「設える」の正しい読み方は「しつらえる」です。
「設」は「しつらえる」のほかに「設ける」【もうける】という読み方と、「設備」【せつび】「施設」【施設】など「せつ」という読み方があります。
「設える」に音読みをそのまま当てはめると「せつえる」ですが、送り仮名に合わせて訓読みで正しく読むと「しつらえる」になります。
「設える」の意味
「設える」の意味
「設える」とは、「目的と場所に応じてきちんと作り上げる」という意味で使われる言葉です。
家具や設備など特定の場所に置いて使うものを使用目的や場所に応じてふさわしいように作ることを表します。
その場所で使うためにわざわざ作るのが「設える」であり、一般的には一度設置したら簡単には動かせない大型の家具や住宅設備などに対して用いる表現です。
オーダーメイドの注文品だけではなく規格品を指定の場所に作り付ける行為も「設える」に含まれます。
似たような意味を持つ言葉として「誂える」【あつらえる】ありますがこちらは注文してわざわざ作ることを意味しており場所に合わせて設けるという要素を含みません。
「設える」の言葉の使い方や使われ方
「設える」の言葉の使い方や使われ方
・『リビングの壁に棚を設える』
・『裏庭に物置を設える』
・『リビングをフローリングに設える』
まとめ
まとめ
「設える」の正しい読み方は「しつらえる」で「せつえる」ではありません。
住宅に関連して使うことが多い表現なので覚えておきましょう。