「励む」の意味とは何?「励む」の敬語での適用方法や表現方法、別の言葉への言い替え方法などを以下に詳しく説明します。
「励む」の意味
「励む」の意味
この語句は「気持ちを奮い起こしてすること」「心を打ちこんで努力すること」「精を出すこと」の意と、「力を奮い起こすこと」の意があります。
この語句の類語には「尽くす」があり、「精一杯努力する」という意では共通しますが、この語句が「一生懸命にがんばること」の意であることに対し、「尽くす」は「あるだけのものを全部出し切って何かをする」という意です。
またこの語句に似た言葉に「がんばる(頑張る)」があり、「目標を目指し我慢しながらやり通すこと」がこの語句の意です。
「がんばる」には「自分の意見は変えず我を通すこと」や「ある場所を占めて動かないこと」も意味しています。
「励む」の敬語での適用方法や表現方法
「励む」の敬語での適用方法や表現方法
この語句の丁寧語での言い方は「励みます」です。
また「励む(励んでいる)」の「いる」を謙譲語の「おる」に変え、「励んでおります」とすることで自分の行動をへりくだり相手側に敬意を示す言いまわしとなります。
ただし、「お~なる」形式の「お励みになる」という敬語は相手を揶揄している印象になるため、通常は使いません。
さらに目上の人が励んでいる様子を敬って言うと「励んでいらっしゃる」という尊敬語が使えます。
この語句を敬語にするのではなく、「励んでいる」状態を敬語にして「励んでいらっしゃる」と表現できます。
「励む」の言い替えや使用例
「励む」の言い替えや使用例
この語句を適用した具体例を以下に紹介します。
・『学業に励む』
・『日夜研究に励む』
・『学生時代はトレーニングに励んだ』
・『手を尽くして探す』
・『悪事の限りを尽くす』
・『仕事をがんばる』
・『がんばるとの決意を述べた』
まとめ
まとめ
「学業に励む」「学業をがんばる」というように同様の用い方をする「励む」と「がんばる」ですが、精を出して行なう「励む」と無理をしたり我慢したりして行なう「がんばる」とは意味合いが少し異なります。
違いを理解して使い分けましょう。