「預ける」の意味とは何?
「預ける」の敬語での使い方や表現方法、別の言葉への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。
「預ける」の意味
「預ける」の意味
「預ける」は人に金品などの物や身柄を安全に保管してもらったり、世話などを頼むことです。
相手を信頼し自分がすべき物事の処理を委ねたり、勝負の決着を第三者に任せる場合にも「預ける」を使用します。
さらに、あるものを支えにして体重をかけて寄りかかることも意味します。
「預ける」の敬語での使い方や表現方法
「預ける」の敬語での使い方や表現方法
「預ける」の尊敬語としては「預けられる」または「お預けになる」などが一般的な表現です。
さらに「お預けくださる」といった言い回しも使用できます。
「預ける」を謙譲語として表わす場合は2つの表現形式があります。
1つは相手を高めて敬意を表わす方法で、「お~する」の形式で表わされ、「お預けする」または「お預かりする」という表現です。
もう1つは聞き手を高めて敬意を表わす方法で、「お~いたす」の形式で表わされ、「お預かりいたす」「お預かりいたします」などと言います。
なお「預かる」の丁寧語は「預けます」などを使います。
「預ける」の言い替えや使用例
「預ける」の言い替えや使用例
・『このプロジェクトのリーダーは彼に託します』
・『この件の処理はすべて彼に委ねる』
・『この計画は彼に任せよう』
・『伝言を言付ける』
「託する」は人に頼む度合いが強く、頼む内容も自分にできないことの依頼が多く、任せる期間も「預ける」に比べ比較的長い場合が該当します。
「委ねる」は処置などをすべてまかせることを意味し、「預ける」と共通の意味合いを持つには「すべて」という点がポイントになります。
「任せる」の意味は多様で、「預ける」との共通点は「誰かの世話になる、保護される」という意味合いのところです。
「言付ける」は他の人に何かを渡す仲立ちを頼んで、そのことを託すことです。
まとめ
まとめ
「預ける」の敬語表現や言い回しはとても多彩で、日常生活においてもさまざまなシーンで使用される言葉です。
その一方で、表現方法の違いや意味合い・ニュアンスの微妙な違いがありますので、使いこなすにはしっかりと「預かる」という言葉をマスターする必要があります。