「私」の敬語とは？言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「私」の敬語とは?

言葉の使い方や敬語・言い換えを徹底解釈していきます。

「私」の意味

「私」は、自分自身の事を意味する言葉です。

ビジネスでは良くない言葉ですが、僕という言葉も自分自身を意味する言葉です。

会社で仕事をしていると、聞こえてくる会話で僕と言う言葉を聞いたり、ついうっかり、僕と言ってしまった後に、訂正して、私と言い換えているシーンに出くわすこともありますが、ビジネスマナーとしては避けた方がよい言葉です。

「私」の敬語での使い方や表現方法

基本的に漢字で書くと、「私」になりますが、コミュニケーション上では「わたし」、「わたくし」というのが、一番良く使われる言い方です。

その他の言葉に「小職」という言い方がありますが、小職はメールや手紙の様な文書上では見かけますが、コミュニケーションで使っている人に出会った事はないです。

よって、会話の中で用いるのであれば、「わたし」、「わたくし」が妥当な言い方です。

これらは自分自身を意味する一人称での用い方です。

余談になりますが、「小職」と言葉は男性、女性共に使えますが、「小生」という言葉は男性のみとされているので。

注意して下さい。

女性で「小生「と言っている人に出会った事はないと思うので、暗黙の了解的に理解されていると思います。

「小職」という言葉はどうしても堅苦しく感じるので、お客様第一の様な業種、例えば、営業や接客業では使用を控えるのがベターです。

では複数人を意味する様な場合はどの様に言えば良いのでしょうか。

自分たちのグループ、自分たちの会社の人たちを別の会社の人に対して、表現したいシーンもあるのではないでしょうか。

この場合、勿論、「弊社」という言葉は用いても問題ないです。

弊社というとどうしても、会社という組織を意味するのは当然です。

組織の一部の考え方と捉えられると、損をするケースがある、あるいは誤解されてしまうケースがあると思います。

そういった場合は、自分たち、私たちと言った方が、人間味があり、コミュニケーション的にはスムースにいくのではないでしょうか。

「自分たち」、「私たち」と言うことを相手に印象付けしたい場合、「当方」、「私(わたくし)ども」を使うと、自分たちの行動、考えを主張するには説得力を感じる上、印象を良くするので、こういった言葉を使うのが良いです。

営業や女性の方は「わたくし」を使うケースが一番多いのではないでしょうか。

ビジネスは人と人のつながり、あるいは、人と人のつながりなので、自分がへりくだり、相手に敬意をはらう事は当然の事ですが、円満に上手く、コミュニケーションを取りたいので、必要以上にへりくだるのではなく、相手を思って敬意をはらうことが重要です。

言葉一つで、相手に誤解されるは損な事なので、上手に活用しましょう。

「私」の言い換えや使用例

・『私(わたし)』
・『私(わたくし)』
・『小職』
・『当方』
上の例では良く用いる言葉を記載しました。

まとめ

仕事において、「私」という言葉は良く使うことが多く、時と場合によっては、自分自身(一人称)であったり、自分たちであったり、コミュニケーションや文書、男女の使い分け等、一文字の言葉ですが、主張したいことが異なってくる事が多いでしょう。

今回はできるだけ、具体的なシーン、理由、NG的なことも含めて記載しましたので、理解しやすいと思います。

これを機会に、うまく活用して戴ければ、幸いです。