「お気軽にお申し付けください」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「お気軽にお申し付けください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お気軽にお申し付けください」とは?

「お気軽にお申し付けください」は、躊躇することなく伝えてくださいといった解釈になります。

その相手の世話係を任されているような場合や、お客様をもてなす施設などで使われることが多く、カジュアルな形にすれば「気楽に言ってください」と言っているのと同じです。

つまり、遠慮なく言って欲しいと伝えており、ビジネスホテルに宿泊したような際によく聞く表現になります。

このように使う相手は立場的にお客様となるため、何かを伝えられれば可能な限り聞く必要があります。

例えば、このように使った後に宿泊施設の個別の客室から電気が点かない、お湯が出ないといったように伝えられた時がそれに当たり、そのようなことがあれば伝えて欲しいと表現するために使われます。

「お気軽にお申し付けください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お気軽にお申し付けください」は、そうは伝えばものの、実際にはお客様に対して定型表現として使っているだけといったことも多い表現です。

先のようなビジネスホテルような施設では、宿泊客に対して「何かありましたら、お気軽にお申し付けください」のように使うのがマニュアルとされていると考えてよく、そうは言ってみたものの、さすがにそれは聞けないといった内容もあるものです。

そのため、このように使われた場合でも普通に考えて無茶なこと言うべきではなく、常識の範囲でのやりとりを心掛けないといけません。

「申し付ける」は口語で直接伝えることを意味しているため、この表現自体も口語で使われるものですが、「現地では係の者に何でもお気軽にお申し付けください」のように文章で用いられることもあります。

「お気軽にお申し付けください」を使った例文

・『何かお気づきになりましたら、スタッフまでお気軽にお申し付けください』
・『御用がございまさいたら、何でもお気軽にお申し付けください』

「お気軽にお申し付けください」の類語や言い替え

・『お気軽にお声かけください』
こちらも同様の解釈で使われており、「何かありましたら、お気軽にお声かけください」のように「お気軽にお申し付けください」などと同じ使い方をすることができます。

どちらでもほとんど変わることはなく、言い替えになる表現です。

まとめ

「お気軽にお申し付けください」は、気楽に言ってくださいという意味になります。

この前に「何でも」とつけることも多く、常識の範囲であればどんなことでも言って欲しいと伝えるために用いられます。