この記事では、「大病」【たいびょう】と「重病」【じゅうびょう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「大病」とは?意味
「大病」とは?意味
手術しなければ治らない重い病気を「大病」【たいびょう】といいます。
治ってもリハビリが必要であったり、強い薬で身体的に負担がかかるような治療しても前のように一人で颯爽と歩いたり、元気に暮らせない生活を送ることになる病気を指すわけです。
日本では、後遺症が残りやすい脳卒中や心筋梗塞、治療しても再発しやすい悪性新生物の癌を「大病」と呼んでいます。
「重病」とは?意味
「重病」とは?意味
重い病気を「重病」【じゅうびょう】といいます。
命を落とすような病気を指す言葉であり、手術しても治らないため生きられる時間も限られているといったとき使われるわけです。
「弟が重病で治る見込みがない」といって、もうどのような手術しても完治はせず、残り少ない時間を有意義に生きることが大切である状態を意味します。
「大病」と「重病」の違い
「大病」と「重病」の違い
「大病」と「重病」の違いを、分かりやすく解説します。
舌がんで普通に話せなくなったり、脳ヘルニアで思うように動けなくなったなど重い病気を「大病」といいます。
最新医学をもっても完治させるのが難しいため、名医を探して多額の治療費を払わなければならないといった病気を指すのです。
もう一方の「重病」は命が危ない状態で治る見込みが無い病気を指します。
例えば、心臓移植が必要であったり、ステージ3. 4の癌が当てはまる病気を指すわけです。
「大病」の例文
「大病」の例文
・『姉が大病したので、看病するため新幹線で実家へ行った』
・『大病したとき、治療費や入院費がおりるか保険会社に相談した』
「重病」の例文
「重病」の例文
・『叔父が重病になって入院したので、顔を見に病院へ行った』
・『重病患者の治療に当たる女医の体験談を聞きに講習会へ行った』
まとめ
まとめ
どちらも重い病気を指す言葉ですが、より命に関わるのが「重病」といい、治療していい方向へ向かっている状態を表すときは「大病」を使うと覚えておくといいでしょう。