「食い下がる」と「食い下がらない」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「食い下がる」【くいさがる】と「食い下がらない」【くいさがらない】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「食い下がる」とは?意味

「食い下がる」とは?意味

一度噛み付いたら相手が受け入れるまでしつこくねばるという意味があるのが「食い下がる」【くいさがる】です。

なんとしてでも負けられないと思う気持ちが強いとき、人は必死にぶら下がるようにねばります。

この言葉の由来は、野生動物が捕らえた獲物に噛み付き、なかなか離れないといった意味からきている言葉です。

それだけ獲物を食べたいという欲求が強い状態であり、必死に食らいついて離れないさまから生まれました。

「食い下がらない」とは?意味

「食い下がらない」とは?意味

相手が納得するまで噛み付いて離れないといった意味がある「食い下がる」の否定形である「食い下がらない」【くいさがらない】は、最初から人に関わりません。

見た目が強そうであったり、頭が良さそうなので負けを意識した人は相手にしないようにするのです。

野生動物の世界でも体格が大きすぎたり、力が強いものは最初から狙わないことで自分の危険を回避します。

そのようなところから、立ち向かうまでもない相手とは争いません。

「食い下がる」と「食い下がらない」の違い

「食い下がる」と「食い下がらない」の違い

この人なら対等に争えるなと感じたとき「食い下がる」わけです。

例としては、同じ分野に詳しい専門家同士で討論していたとき、相手が納得するまでとことん話し合います。

もう一方の「食い下がらない」は、相手と討論したところで時間の無駄と感じたときは、最初から話し合いもしないで、さっさとその場を見送るというやる気のなさを表すわけです。

「食い下がる」の例文

「食い下がる」の例文

・『主張してくる相手に私は負けじと食い下がる』
・『食い下がる私に苛立った男は強い口調で罵ってきた』

「食い下がらない」の例文

「食い下がらない」の例文

・『体格がいい男が目の前に立ちはだかったとき、私は食い下がらないことにした』
・『食い下がらない私に相手はかなり苛立ち、喧嘩を吹っかけてきた』

まとめ

まとめ

似ているようで意味が違う言葉ですので、状況に応じてどちらが自分の状態を表せるかよく考えてから使ってみるといいでしょう。

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