「ちな」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

SNSなどで若者がよく使う言葉に「ちな」があります。

この言葉はいったいどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「ちな」の意味と類似表現について解説します。

「ちな」とは?意味

「ちな」とは?意味

「ちな」とは、「ちなみに」の略語です。

「ちな」の概要

「ちな」の概要

主に若者がネット掲示板やSNSなどで使う言葉で意味は「ちなみに」と同じです。

「ちなみに」という言葉は漢字で「因みに」と書きます。

「因」という漢字には「原因」「要因」など「結果を引き起こす事の起こり」という意味があります。

「ちなみに」という言葉も本来は「それが原因でこうなった」という意味でしたがそこから転じて「それに関連する話題」「それと関わりがある内容」などという意味合いで使われるようになり、現在では前の話題からある程度連続性を保ちつつやや脇道に外れた話をするときに用いられます。

「ちな」の発祥はネットの大手匿名掲示板「2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)」です。

はっきりとした誕生の経緯はわかりませんが野球関連の話題が取り扱われる掲示板「なんJ」において使われたのが始まりだとされています。

ある話題が盛り上がった後に「これもそうだ」「それなら」などといった意味合いで「ちな」という言葉が用いられるようになり2チャンネルを中心に徐々に広まった言葉です。

「ちな」がネットスラングとして使われるようになったのは2010年代の初め頃だとされています。

誕生してしばらくの間はネットスラングとして一部の人達にのみ使われるローカルな言葉でしたが、SNSで使われたことをきっかけに爆発的に広まります。

もともとはアングラなネットスラングであり野球ファンを中心にマニアが使う言葉でしたがSNSで若者が使い始めたのをきっかけに広まったことにより世間的には若者言葉やギャル語として認知されています。

2017年には「ギャル流行語大賞」の7位に選ばれるほど認知が広まり現在は特に注釈や説明もなく当たり前のように使われている言葉です。

言葉が短縮されてスラングになるケースは珍しくありませんが「ちなみに」のように4文字しかない短い言葉が略語化されるのはネット文化ならではです。

交互が流行語の主体だった時代はいいやすさや発音のしやすさで新語が作られていましたが「ちな」の場合は入力の簡単さが大きな理由です。

2文字だけ打てばいいという楽さと変換せずにそのまま送信してしまったミスが重なって誕生した言葉なので若者言葉であっても口に出して使う人は少なくもっぱら文字によるコミュニケーションで使われています。

「ちな」の言葉の使い方や使われ方

「ちな」の言葉の使い方や使われ方

・『ちな同意』
・『東京出身?ちな埼玉』
・『宿題面倒。ちな明日まで』
・『財布落とした。ちな2万』

「ちな」の類語や言いかえ

「ちな」の類語や言いかえ

・とりま
「とりあえずまあ」の略語です。

あまり意味はなくクッション的に使われる言葉で「ちな」と同じくネットスラングとして誕生しながらギャル語として広まった経緯を持ちます。

まとめ

まとめ

「ちな」は若者言葉の中でも文字限定で使われている言葉なので日常生活で耳にすることはほとんどありません。

まるで暗号のような若者の文章ですがきちんと言葉を知っていればちゃんと内容を理解できます。

無理に使おうとするとかえって年齢を感じさせてしまうので若者ぶって使うのは控えましょう。

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