「そちらの」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「そちらの」の意味
「そちらの」の意味
「そちらの」は、相手側のことを指し示すために使用できる言葉です。
たとえば、相手と口論になったとします。
そして、自分側に問題がある場合には「こちらの問題です」と表現します。
しかし、相手側に問題があれば「そちらの問題です」と表現できるのです。
両者にとって第三者の場合には「あちらの問題です」と表現する場合もあります。
つまり、「そちら」は、相手側を示すために使用される指示代名詞なのです。
「そちらの」の敬語での使い方や表現方法
「そちらの」の敬語での使い方や表現方法
「そちらの」を敬語にすると、「そちら様の」となります。
この場合は、敬称を示す「様」を付与する事で、相手に敬意を示す形にできるのです。
たとえば、取引先と交渉していたとします。
すると、相手は自分の都合ばかりを押し付けてくるのでした。
このような場面で、「それは、そちら様の都合ではございませんか」と述べるとよいでしょう。
これによって、相手側の事を、敬称と使って表現できるのです。
また、「そちらの」を別な表現にする方法もあります。
どれも同じような意味で使用できる言葉ですが、相手が受け取る印象はそれぞれ違ってくるのです。
たとえば「そっちの」や「あなたがたの」と言い換えできます。
実際の状況によって、適した表現を選ぶとよいでしょう。
「そちらの」の言い換えや使用例
「そちらの」の言い換えや使用例
・『その件については、そちらの問題です』
・『今回ばかりは、そちら様の都合かと思います』
・『そうはいっても、それはあなたがたの事情でございます』
ここでは、「そちらの」の使用例を挙げています。
例文のように、「そちらの」を変化させて、違う印象の表現を生み出せるのです。
まとめ
まとめ
このように「そちらの」は、相手側のことを指し示すために使用できる言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。