ここでは「ご留意いただきたく存じます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご留意いただきたく存じます」とは?
「ご留意いただきたく存じます」とは?
「ご留意いただきたく存じます」は、この表現と共に何かの点を挙げて用いられる表現で、その点について了承いただきたく思います、といった解釈になります。
具体的な使い方として、「駐車場内での事故等には一切責任を負いません。
以上、ご留意いただきたく存じます」などといった形になり、実際に民間の店舗の駐車場でそのような注意書きを見ることがあるでしょう。
この場合、店舗として駐車場で起きたことには一切責任を負わない、それを了承した上で使って欲しいといった意味になり、この表現が使われる時には、対象となる点は様々ながら、“それについては次の内容を了承の上で”という解釈になると考えて構いません。
このままでは堅いため、砕いた「ご留意ください」という形にして使われることも多く、そちらにしても意味としては同様です。
「ご留意いただきたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご留意いただきたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご留意いただきたく存じます」は、その点を了承した上で何かをして欲しい、そうしても構わないといった用い方のための表現です。
先の例もそうですが、近年多いネット通販でも利用の際の注意で「返品は受け付けておりませんので、ご留意いただきたく存じます」のように使っているのをよく見掛けます。
表現こそとても丁寧ですが、それを了承してもらわないことには何かは提供できないという用い方をする表現なので、その内容は一方的な通告になります。
口語、文章のどちらでも用いることができますが、ここで挙げたような注意書きとして使われることが多いため、文章で使われていることがほとんどとなっています。
「ご留意いただきたく存じます」を使った例文
「ご留意いただきたく存じます」を使った例文
・『セール品につき、商品の色は選べませんのでご留意いただきたく存じます』
・『希望者多数の場合は抽選になります。先着順ではありませんので、そちらをご留意いただきたく存じます』
「ご留意いただきたく存じます」の類語や言い替え
「ご留意いただきたく存じます」の類語や言い替え
・『ご理解いただくたく存じます』
その点を分かって欲しいと思います、といった解釈になり、類似表現として用いることができます。
「ご留意いただきたく存じます」と似た使い方ができ、言い替え表現になることも多いです。
こちらも同じく「ご理解ください」と崩した形にしても意味が変わることはありません。
まとめ
まとめ
「ご留意いただきたく存じます」は、何かの点を了承して欲しいという使い方になる表現です。
その上でこれができる、しても構わないといった注意書きに用いられており、文章としてそのような一方的な通告になります。