「暗躍する」とは意味や概要、類語や例文まで徹底解説

「暗躍する」とは、人に知られずに計画を立てて活動すること。

「暗躍する」の解説

「暗躍する」の解説

「暗躍する」とは、人に知られないように、計画を立てて活動をすることを言います。

どちらかと言えば、悪いことをしているといった意味合いが強い言葉です。

つまり「暗躍する」と言われている人や会社、団体などはイメージ的に悪いということになりますので、相手に面と向かって言うことはありませんし、褒め言葉ともなりませんので注意してください。

「暗躍する」の使われ方

「暗躍する」の使われ方

「暗躍する」とは、悪い意味で活躍しているといった意味合いですので、当事者に向かって「あなたは暗躍している」と言うことはほとんどないでしょう。

客観的に見て、人に知られないように悪い活動をしている、いつの間にかこっそりと裏で動き回っているといった時に使います。

「暗躍する」の例文1

「暗躍する」の例文1

「彼は、昼は真面目なサラリーマンとして働いている、しかし夜は怪しい商売で暗躍するという裏の顔を持っていた」

「暗躍する」とは、表立たないように活躍するといった意味で使います。

なぜ表立たないようにするのかと言えば、活動内容が人には言えないようなこと、一般的にイメージが悪いこと、犯罪になること、だからなのです。

例文のように夜の世界で人に言えないような怪しげな仕事で儲けることは、隠されることが多いでしょう。

表向きとは違う顔があり、裏で活躍することを「暗躍する」と言います。

「暗躍する」の例文2

「暗躍する」の例文2

「彼は、夜の世界で暗躍する女にまんまと騙されて、相当貢いだらしい」

男性を騙し、お金を使わせる、貢がせるといった仕事は、当たり前ではありますが、目的は隠して行われます。

その時は夢中で騙されていることに気がつかず後で自分が馬鹿だったと気がつくことが多いでしょう。

悪いことを計画して、活動することを「暗躍する」と言います。

女性が最初から騙すつもりでいたのであれば「暗躍する」が当てはまるわけです。

「暗躍する」の類語・言い換え表現

「暗躍する」の類語・言い換え表現

「暗躍する」と似た言葉をいくつか紹介します。

「裏で糸を引く」

「裏で糸を引く」

「裏で糸を引く」とは、糸で操る、操り人形から出た言葉です。

自分は表に出ることはなく、陰にいて他人を操り、都合よく動かすことです。

「会長が裏で糸を引いているに違いない」「引退すると言っても、裏で糸を引くつもりだろう」などと、使います。

「陰でうごめく」

「陰でうごめく」

「陰でうごめく」とは、表に出ず、裏から影響を及ぼすという意味になります。

「うごめく」とは本来は虫がはうようにもぞもぞと動くといった意味がある言葉です。

正々堂々と表に出ず、裏に隠れ動いているといった状況にぴったりと言えます。

「私も馬鹿じゃない。

陰でうごめく連中には常に気をつけている」
「陰でうごめくものに恐れがないわけではないが、ここで負けるわけにはいかない」などと、使います。

「黒幕」

「黒幕」

「黒幕」とは、自分は表に出ず、陰で計画したり指図をして影響力を使う人のことを言います。

「私が黒幕となるのだから、何も心配するな」「黒幕は一見地味だが、あの女に違いない」「彼は、政界の黒幕と言われている」などと、使います。

「背後で操る」

「背後で操る」

「背後で操る」とは、誰かを表に出して、自分が陰で指図するといったことを言います。

「娘を会社の代表にしているが、実際のところは親父さんが背後で操っている」「人を背後で操るようなことはしたくないから、完全に引退すると言っている」などと、使います。

「暗中飛躍」

「暗中飛躍」

「暗中飛躍」とは、人に知られないように密かに策動することという意味で「暗躍」とまったく同じ意味となります。

「ある社員が暗中飛躍し、他社に情報を流していたそうだ」「社内をスパイが暗中飛躍しているという噂は前々からあった」などと、使います。

タイトルとURLをコピーしました