「柔軟に」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「柔軟に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「柔軟に」とは?

「柔軟に」とは?

「柔軟に」は、その場の判断で必要であれば幅をもたせて、といった解釈で使われている言葉です。

例えば、何かの合格か不合格かを選別する際に、「ある程度柔軟にお願いします」と使われたとすると、ちょっとここが足りないから不合格だとバッサリと切ってしまうのではなく、そこは確かに足りないものの、別の点が優れているので総合的にギリギリ合格にするといったように、その線上の判断に少し幅をもたせてくれと言われていることになります。

少し分かりにくいかも知れませんが、このような意味になるため、いわゆる杓子定規ではない判断をして欲しい、それするべきだといった用い方になることがほとんどで、厳格なそれは求めていないということになり、ビジネスシーンを始めとして口語、文章のどちらでも使われています。

「柔軟に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「柔軟に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「柔軟に」は、意味を踏まえた上でそのようにして欲しいと誰かに使われる場合と、そのようにしたと自ら使う場合がある表現です。

自分でそうしたと使う時には、判断の幅をどう考えたのかを自らが知っていることになるので、それを人に聞かれたような時にもすぐに答えることができますが、使われた側だった時にはどれくらいその幅をもたすかの判断が難しい場合が少なくありません。

よって、結構いい加減なところもある表現だと解釈でき、相手としてはこれくらいと考えていたものの、それより広くとっていた、逆に狭くしていたという場合があるものです。

よって、別途そのすり合わせをしなくてはいけないこともあり、意味は難しくない表現ながら、実際に使われる時にはその点に注意が必要になります。

「柔軟に」を使った例文

「柔軟に」を使った例文

・『この度は柔軟に対応していただき、ありがとうございました』
・『この審査はできるだけ柔軟に対応して欲しいと思います』

「柔軟に」の類語や言い替え

「柔軟に」の類語や言い替え

・『フレキシブルに』
近年のビジネスシーンに多いカタカナ語に置き換えた表現になります。

この「フレキシブル」は柔軟性があるという意味になるため、「柔軟に」と同様に用いることができます。

無理にこちらにする必要はありませんが、他の会話で「アジェンダ」「コンセンサス」といったようなカタカナ語が飛び交う中であれば、こちらにした方がその場に合っています。

まとめ

まとめ

「柔軟に」は、臨機応変に幅をもたせて、という解釈になる言葉です。

その幅の程度が難しいこともあり、簡単な意味の割には使う時にその注意が必要になると覚えておきましょう。

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