「業務を通して」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「業務を通して」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「業務を通して」とは?

「業務を通して」は、実際に行う仕事の内容から、と解釈できる表現です。

よって、「これについては以前に業務を通して学びました」と使った時には、行ってきた仕事からそれについて学んだと言っていることになります。

自分でそうだと実感している時にそのように使うだけでなく、「詳しいことは業務を通して学んで欲しい」といったような用い方をすることもでき、こちらの場合は仕事をする中でに学ぶようにと解釈されます。

そのため、主にビジネスシーンで使うための表現になりますが、プライベートなシーンでもまま見聞きすることがあり、先の「これについては以前に業務を通して～」といった形はどちらのシーンにおいても問題なく用いることができます。

「業務を通して」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「業務を通して」は、途中を濁して「業務を通じて」としても意味が変わることはなく、そちらで使われることも多いです。

ここまでに挙げてきた例も全てこの「通じて」と置き換えることができるので、どちらでも好きな方を用いて構いません。

そして、口語、文章を問わない表現なのと共に、使い方によって他社や目上の人が相手でも失礼になることなく用いることができます。

同僚や親しい間柄の相手であれば、「それは業務を通して覚えたよ」といった感じでフランクに用いればよく、他社や目上の人が相手の場合には、「そちらにつきましては業務を通して学びました」などと用いれば問題ありません。

このような使い分けもできることから、何かを実際の仕事から学んだと伝えたい時に便利に使える表現となっています。

「業務を通して」を使った例文

・『これまでに業務を通して学んできたことが今とても役に立っています』
・『それは業務を通して覚えたので自信があります』

「業務を通して」の類語や言い替え

・『OJTで』
ビジネスで色々な横文字が使われることが増えてきている昨今では、こちらを使うことも増えています。

そのまま「オージェイティー」と発音すればよく、“On the Job Training”を略した表現です。

意味としては“業務を行う中で学んでいく”となり、「それはOJTで学びました」のように、ほとんど同じ解釈で用いられています。

ただし、ビジネスでの各種の横文字があまり好まれないような場面では、無理にこのようには用いない方がいいかも知れません。

まとめ

「業務を通して」は、仕事をする中でという意味で使われている表現です。

それ以外の解釈をすることはないので難しい使い方になることはなく、、「～を通じて」としても同じ意味で使うことができます。