「願ってもないお話です」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「願ってもないお話です」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や敬語の使い方を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「願ってもないお話です」とは?

この言いまわしの「願ってもない」は「望んでも簡単にかないそうもないことが運良く実現するさま」を言い、「思ってもいない」「予想外の」という意で用いられます。

「思ってもいない」は予期しないことが起こる様子を表わし、予期しないことには良いことも悪いこともありますが、特に言及していないときは「良いこと」「嬉しいこと」を表わします。

これは「願う」という語句が使用されていることから暗示されるニュアンスがあるあらです。

よって、この言いまわしの意味は「思ってもいない嬉しいお話です」となります。

「願ってもないお話です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言いまわしを使う場面としては大きく次の2つのケースがあります。

一つは事前に予想していなかった好都合の場合ともう一つは喜びの具合が途方もなく大きい場合です。

ビジネスシーンにおけるこの言いまわしの使い方について見てみましょう。

来年度の昇格者を推薦する時期が来て、あなたの部長はあなたを推薦者候補に選出しました。

そして本人の希望とやる気を確認するために、あなたを昇格者候補に推薦した旨、部長から話があったとします。

このような場合、喜びを正直に伝えられる言葉で、しかもそれが当然のことではなく謙虚な姿勢が示せる言葉で返答する必要がありますので、この場合に相応しい言葉として「願ってもないお話です」と答えるのが良いでしょう。

この言いまわしを使うシーンとして2つのケースがあると上述しましたが、上記の場合のように昇格を事前に予想しておらず、かつ途方もない大きな喜びでもあるという2つの意味を兼ね備えたケースもあります。

「願ってもないお話です」の正しい敬語表現

この言いまわしは敬語表現として目上の人にも使用できます。

より丁寧な表現にするには、使う相手や文脈に合わて語尾を変化させます。

例えば、「お話です」を「お話でございます」と言った具合です。

「願ってもないお話です」を使った例文

このフレーズを使った例文をご紹介します。

・『プロサッカー選手の指導が受けられるとは、何とも願ってもないお話です』
・『お見合いの打診をいただいた件ですが、願ってもないお話ですので進めていただきたくお願いいたします』

「願ってもないお話です」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『望外のお話です』
・『願ってもいないお話でございます』
・『思いがけないお話です』

まとめ

この言いまわしは自分の喜びを相手に伝えられるフレーズです。

正直で謙虚な姿勢を表わせますので是非マスターしておきましょう。