ここでは「こちらの」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「こちらの」とは?
「こちらの」とは?
「こちらの」は、そのように使って指し示す方という意味になる表現です。
小売店にて「こちらの商品の方がおすすめです」などという使い方をされた場合、その指し示している商品の方がおすすめできると言っていることになります。
そのように具体的にこれがそうだと指し示すことができる場面以外でも用いることができ、例えば、2つの案を提示し、その後者という意味で後から伝えた方を対象に「こちらの方が先の案より~」といったように使っても構いません。
つまり、どれがそれなのかが分かるように、いくつかの中からそれが対象だという用い方をするための表現となっており、「こちらの方がいいと思う」、「こちらの商品に決める」のように使われています。
「こちらの」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「こちらの」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「こちらの」は、「この」と言い替えることができます。
よって、「こちら方がおすすめです」は「この方がおすすめです」としても同じ意味になりますが、それを少し丁寧にして、誰に対して使っても失礼にならない形にしたものだと考えてください。
売れている商品に対し、「こちらの商品が売れ筋となっています」のように使われたり、「この部分はこちらの色でいいですか」と使うなど、これだというものを対象に広く用いられています。
ビジネスシーンでは自分、または自社という意味で使うことも多く、その場合には「こちらの意見としましては~」のような使い方になります。
これが該当のそれなのかといったような用い方をすることもでき、その場合には「こちらの色で合っていますか」のようにすると、自分でこれだと指し示した色が合っているのかと訊ねている使い方になります。
「こちらの」を使った例文
「こちらの」を使った例文
・『こちらのタイプの方が使いやすいと評判です』
・『一方的に話すのではなく、こちらの言うことも少しは聞いて欲しいものだ』
「こちらの」の類語や言い替え
「こちらの」の類語や言い替え
・『そちらの』
この表現もまた、何かを指し示して使うことになり、それがこの言葉に該当にするものになります。
指し示す対象が一緒であれば「こちらの」と同様の使い方をすることができますが、自分たちの側といった用い方をすることはできず、その時には逆に自分たちではない相手側のいずれかが対象になります。
まとめ
まとめ
「こちらの」は、これがそれだという意味になる表現で、物理的な対象だけでなく、アイデアや意見などに対して使うこともできます。
自分たちの側という解釈でも用いられており、ビジネスシーンではその使い方をされることも多いです。